真田十勇士。
こんばんは。
猿之助さんが座頭の秋の巡業公演。
お稽古が始まりました。
門之助さんblogには猿之助さんの写真が。
そして澤路さんのblogには、
「一丸となって’最速’を目指すピットクルー」とありました。
13役早替りは、おもだか屋一門の見せどころ。
猿之助さんだけの力では成り立ちません。
F1のピットのごとく0.1秒にも拘るチームワーク。
猿之助さんの早替りをご覧になっていない方は覚悟してみてください(笑)
全部本人ですから!
巳之助さんはどこまで食らいついてくるでしょうか。
さて、昨日の「藤間会」の余韻の中、
勘九郎さん主演の「真田十勇士」に行ってきました。
古田新太さんが観劇していて目立っていました(笑)
2014年の青山劇場の初演も拝見しました。
座席数が200人くらい少なく小さくなっていい感じ。
前回よりだんぜん面白くなってました!
ストーリーや設定は変わっていないのだけど、
マッピングの精度が上がっていました。
2年間は大きいな。。と感じます。
前回の記憶がちょっと曖昧なのですが。。
勘九郎さんのアクションに物足りなさを感じた覚えがあります。
今回は大満足!
アクションシーン、立廻りシーンが増えてた!と思う(笑)
勘九郎さんの身体能力をこれでもかと生かし、
附けの音もちょっとだけ入り、
山口馬木也さんを巻き込んで歌舞伎の立廻りもある!
山口さんすごい(笑)
20分の幕間を含めて3時間30分があっという間。
すっごく面白かったです。
★内容に触れますのでご注意を。
前回は三津五郎さんだった全編にわたるナレーションは、
橋之助さんが担当。
三津五郎さんのひょうひょうとした感じから、
重厚な雰囲気になりました。
全体がスピーディでとにかくテンポが速い。
早口言葉かと思うほど(笑)
時事ネタ満載で、橋之助さんの話題から、「せいせいするほど」
小池百合子氏にポケモンGO、そしてもちろん大河ドラマ「真田丸」ネタ。
’詳しくはそちらで’みたいなセリフもあってウケました。
勘九郎さんの猿飛佐助がお茶目でかっこよくて素敵すぎます。
やはり一人だけ身体能力が違う。
跳ねる時の滞空時間が長い長い。
長く跳んでも、着地してからの殺陣が早いから、
まわりとタイミングが合うのだと思う。
たっぷり立廻りを観ることできてすごく嬉しかったです。
阿弖流為を想いました。
田村麻呂ポーズもあるし(笑)
ファンはたまらないと思います。
役も前回よりも深まり、
あくまでも私の印象ですけど、
道化のようにも見えたのが、今回はヒーローに見えました。
そのくらいカッコよかった。
新たなキャストもいれば、初演と同じ方も多く、
真田幸村役の加藤雅也さんは安定した二枚目でした。
ユーモアもあり、そのギャップにやられる(笑)
十勇士の皆さん、誰がとかではなく、
全員がよかったです。
個性的で見せ場もあり、殺陣も上手かったです。
才蔵役の加藤和樹さんのお声が素敵でした。
高橋光臣さんの殺陣もよかったな。。
ワイヤーアクションがあり、
納涼の染五郎さんばりにグルグルしていたのが才蔵(笑)
勘九郎さんもさすがのワイヤーアクションでした。
大詰の十勇士が倒れていく場面はグッとくるし、
泣ける場面もありました。
浅野ゆう子さんを舞台で初めて拝見しました。
予想以上と言ったら失礼なのですが、
テレビより舞台のほうが素敵だと思う。
美しくて威厳がある淀殿でした。
駿河太郎さんも歌舞伎座の時とは全く違う印象。
アクションシーン満載です。
アクションと言えば、アンサンブルの方たちがすごいのです!
この方たちで全体の底上げになっていると思います。
息をのむアクションにドキドキでした。
客席通路もふんだんに使うので、
一階席通路側の人は美味しいかも。
私は一階席のちょうど中央あたりで拝見しました。
とっても見やすい劇場ですね。
10列目から傾斜がきつくなっていて、前の方の頭が全然気になりません。
勘九郎さんがそばにを通ったりしてワクワクしました。
歌舞伎のような名乗りの場面があります。
ここ好きでした(笑)
もうちょっとたっぷりしていても好みだなぁ。。なんて。
カーテンコールも楽しいので明るい余韻。
勘九郎さん踊ってますので期待してください(笑)
嘘か誠か。
それは自分次第でどちらにも転ぶ。
本物になるかどうかも自分次第。
佐助のような生き方に憧れる。
映画も観ようかな。。
でも余韻を上書きしたくないような。
それくらい楽しかったです。
有難うございました。
ちなみに中劇場は、猿之助さんも亀治郎時代に立った舞台。
「雨」を思い出しました。
あれは切ない余韻だったな。。
今回の楽しい余韻にホッとしています。
aya。
2コメント
2016.10.03 13:30
2016.10.03 04:44