歌舞伎夜話de門之助さん

こんばんは。


高麗屋の三代同時襲名が発表になりました!

おめでとうございます。

楽しみがまた一つ増えました。


松竹歌舞伎会からゴールド会員になった記念のお品が届きました。

いつも三階席ですが、毎月観ていたので自然にゴールドでした。

三部制が増えたのも影響しているかもしれません。


今回は赤の手帳と小風呂敷です。

有り難く使わせていただきます。



さて、今晩は歌舞伎夜話に行ってまいりました。

門之助さんがゲストです。


聞き手の戸部さんが、SNSを意識する発言をしていたので、

少しだけ記録として書き留めておきたいと思います。


お人柄が温かい!

笑顔が素敵で、豪快に笑う笑う。

blogのイメージそのままの方でした。


最初は来月の新橋演舞場の話。

台本が以前とはだいぶ変わったとおっしゃっていました。

やはりコンパクトになっているらしいです(笑)


当時の亀治郎さんのことを聞かれ、

小憎らしいくらい上手、普通じゃない。

大人びていたけど、キチンと子役の演技をする。


今と変わらない決め顔。

楽屋にいること、劇場にいるのが大好き。

楽屋で父 段四郎さんにダメ出ししてた。


でももっとすごいのは、

そのダメ出しを素直に段四郎さんが聞いていたこと(笑)


ご自身の幼い頃は、菊五郎劇団に出演が多かったそう。

松緑のおじさん、梅幸のおじさん夫婦の子ども役が多かった。


高校卒業くらいから猿之助劇団へ。

劇団が変わる経緯もお話してくださいました。


現猿翁の言葉で四代目もよく言う

「歌舞伎役者がすれば、それは歌舞伎になる」

この言葉は松緑のおじさんも言っていたのですよ!

とおっしゃっていました。


今、新作に臨む時はこの言葉を想い、

歌舞伎役者とは何だろう。。と考えるそうです。


現猿翁さんの話をする時に登場するのが、

彌十郎さん錦之助さん。


同志でもありライバル。

門之助さんは義経役が大好きだそうです。

例えば、立役のキャラがかぶる錦之助さんが、

義経をやったりすると少し悔しいそうです。


でも最近は、その相手が彼の息子だったりする!

と本人もお客も大爆笑でした。


ワンピースで共演した若手についても。

中でも隼人さん巳之助さんはお父様方に似てるなぁ。。と。


隼人さんのクセも父そっくりとか(笑)

巳之助さんは、役への入り方、突き詰め方が似てる。

はじけっぷりも似ているけど、父のほうが秩序あった(笑)


門之助さんと言えば、女方立役を兼る役者さんです。


戸部さんが印象深いお役が「天守物語」の舌長姥。

そして、昨年12月の「赤い陣羽織」の’おやじ’


両方ともに玉三郎さんからのご指名です。

おやじ役は、どんな役だかわからず受けた。

その後、映像を観てびっくりしたそう(笑)


でも玉三郎さんのお考えあってのこと。。と思い、

やってみたら面白くて、再演があったらまたやりたいそうです。


やりたいお役については、まだまだ義経もやりたい。

女方では、吃又のおとく。

女房役がお好きなようです。


質問コーナーでは、

愛犬のアンジェラ、スイーツ、家での過ごし方等のお話。

巡業のお話もあり、猿之助さんとの遠足のことも。


猿之助ファンは承知な、猿之助さんの寿猿さんへのイタズラぶり。

正直、私の想像を上回る内容でした(笑)

そして「その一番の被害者はまわりの私たち」と門之助さん笑ってました。


戸部さんが「今月の寿猿さんは台詞が初日から完璧です!」

これにはお客さんがザワつく(笑)


私も「寺子屋」を観劇した時はびっくり。

台詞の量も見せ場も長いのに完璧!

しかも渋い素敵な演技なのです!


いかに普段の猿之助さんのイタズラが

影響しているかわかりました(笑)


まだまだ話はたくさんありました。


あと一つ、とても感動したエピソードを。


四の切の大詰、猿之助さんの宙乗りを義経で見送る時、

全員が猿之助さんを観て盛り上がっています。

「その光景を見ながら、喜びを作る中にいる幸せを感じています」

とおっしゃいました。


門之助さんのお人柄が集約されています。

お芝居の芯を務めるより、支えるほうが好きなのだそうです。


でも、「僕のほうも見てね♪」

とお茶目な発言も素敵でした。


写真タイムがいつものごとくありました。

撮影した写真はTwitterに上げてあります。

よろしければ、門之助さんのサイコーの笑顔をご覧くださいませ。


楽しい時間を有難うございました。



aya。


aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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