仮名手本忠臣蔵 第3部

こんばんは。


今年ラストの国立劇場へ行ってきました。

3ヶ月間にわたる「仮名手本忠臣蔵」の完全通し狂言。


今月は、いよいよ大詰の第三部です。

八段目「道行旅路の嫁入」から、

討入り、本懐を遂げるまですすみます。


役者さんをはじめ、創り手の皆様は大変だったと思いますが、

観るほうは何だか達成感(笑)

今まで断片的に観てきた仮名手本忠臣蔵を全部観た!

これは今の時代すごいことなのですよね。

有難うございました。


八段目は、桃井若狭之助の家老、加古川本蔵の妻と娘の道行。

舞踊劇です。


本蔵は、高師直に賄賂を渡し、

主君へのイジメを辞めさせることに成功しました。

しかし、そのせいでイジメの矛先が塩谷判官にいってしまいます。


また、松の廊下の刃傷事件の時、判官を止めた人物。

そのせいで判官は高師直を討ちもらすのです。

本蔵が止めなかったら。。。。

判官は高師直を亡き者にしていたかもしれません。


本蔵の娘 小浪は、

判官の家臣 大星由良之助の息子 力弥の許婚でした。

刃傷事件から両家は絶縁状態になってしまいます。


ですが母の戸無瀬は、力弥を想う娘のため、

また継母としての責任も感じ、二人で力弥に会いに行くことにします。


この場面は、その道中の舞踊です。


戸無瀬は魁春さん、小浪は児太郎さん。

児太郎さんは歌舞伎座と掛け持ちなのですね。


私が強烈に覚えているのは、

平成中村座で観た勘三郎さん七之助さんの道行です。

その当時のことが甦ってきました。


魁春さんは包み込むような優しさで、

児太郎さんは健気で初々しく。

浪士たちだけでなく、

その影で女性たちも頑張っていたのだなぁと切なくなります。


背景が素晴らしかったです。

その背景の中から登場する二人が何とも素敵でした。

富士が綺麗で、旅がすすむと景色が変わる。


一緒に旅をしている感覚になり、

次の場面の雪深い山科へ気持ちが繋がりました。


児太郎さんは観るたび、惹きこまれます。

これからも楽しみです。


そして、久しぶりに拝見した九段目「山科閑居」では、

また大きな死が待っています。


続きます。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • aya。

    2016.12.21 07:04

    @千本桜千本桜さん、有難うございます! なるほど~(^-^) あの場面の舞台上はそうなっているのですね。 舞台と客席は繋がっているんだなぁと感動です。 雪の場面は美しく、花水橋は輝いていました。 長丁場で大変だとおもいますが、頑張ってください。 役者さんとともに風景も心に残ります。
  • 千本桜

    2016.12.20 23:20

    道行は、お二人板付でいらっしゃいますので、すでに道具方はパネルの裏にスタンバイしています。 先ずは魁春丈がいらっしゃり挨拶をしますと軽く会釈して下さいます。 次に少し遅れて児太郎丈、こちらは元気におはようございます!と、挨拶されます。 そして、幕が開きキッカケにて道具が上下に割れお二人が登場した瞬間のお客様の拍手👏、こちらも何だか嬉しいんですよ。