キャラクターof the Year 後編。
こんばんは。
無事に仕事納めでした。
有難うございました。
さて、今年の猿之助さんの舞台を思い返しています。
ワンピースは楽しくて心が完結しました。
すぐに続くワクワクに心ときめいていました。
歌舞伎座3ヶ月連続公演、3ヶ月連続宙乗り。
この響きがたまりませんでした。
歌舞伎を行う主要な劇場の中で、
猿之助さんが宙乗りをしていないのは歌舞伎座だけです。
とうとう翔ぶ時がきました。
2013年に開場した新歌舞伎座では、
客席の上をいく宙乗りはまだ行われていませんでした。
猿之助さんが初めてです。
宙乗りといえば猿之助。
きっと多くの人に印象付けたのではないでしょうか。
最初の月、6月は三部制で「義経千本桜」でした。
おもだか屋といえば「四の切」「黒塚」「スーパー歌舞伎」
と猿之助さんはおっしゃいます。
すでに黒塚は歌舞伎座で上演しました。
いよいよ四の切!どんなに心躍ったか。
第一部の「碇知盛」では、初役で銀平女房お柳 実は典侍の局。
船問屋の主人の女房風情は色香漂い、
典侍の局は凛としてかっこよかったです。
初御目見えの安徳帝のタケルくんを抱いた姿は忘れられません。
第二部の「いがみの権太」の’すし屋’では、キュートなお里役。
いつぶりだろう。。
娘役は亀治郎時代に大好きだったキャラ。
変わらぬ可愛らしさにリピートしてしまいました。
第三部は「狐忠信」
一部二部では女方でしたが、ここでは立役。
狐忠信を演じる猿之助さんが主の二幕です。
’道行初音旅’では斬新過ぎるキャスティング!
なんと静御前を染五郎さん!
一日通してご馳走の一幕でした。
そして’四の切’はもう言葉もないくらいの感動でした。
初日に最前列で拝見し、もう思い残すことはありません(笑)
翔んだ!
花道七三から猿之助さんが浮いた瞬間は忘れられません。
ここから長い長い三か月間の宙乗りがスタートしました。
7月は海老蔵さんとの二枚看板でしたが、
演目や配役は猿之助さんの発案であることから、
実質、猿之助さんの責任興行でした。
何それ。。と聞いた時は全くわからなかった「柳影澤蛍火」
柳沢吉保役の海老蔵さんと対立する護持院隆光役。
海老蔵さんとの共演は新鮮でとても嬉しかったです。
隆光は美しく、気品あり、僧としての苦悩が見ごたえありました。
おさめ役の右近の大抜擢も印象的でした。
二人の怪優に挟まれ素晴らしかったです(笑)
また観たい演目になりました。
「荒川の佐吉」もまた観たい。
歌舞伎座で猿之助さんが佐吉を演じるなんて信じられなかったです。
そのくらい嬉しかった。
世話物の女房役もいいのですが、
最近は江戸っ子の立役がますます素敵です。
隆光役もそうですが、佐吉も初役。
日ごとにどんどん進化していく様子がワクワクしました。
盲目の子ども、卯之吉への愛情は泣けました。
卯之吉役の猿くんに頬を寄せるシーンは、
胸が苦しくなるくらい切なかったです。
辰五郎役の巳之助さんとのコンビ復活も嬉しかったです。
舞踊劇「流星」は猿之助さんの魅力全開でした。
スピードある可愛らしい宙乗りは皆を笑顔にさせました。
「景清」の秩父庄司重忠役は、佐吉とのギャップに萌えた。
景清に語る様子は、少しの出番でもインパクトありました。
8月は納涼歌舞伎に初参加!
第二部は染五郎さんとの珍道中
「奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス!? 東海道中膝栗毛」
染五郎さんと二人でずっと温めてきた構想が実現しました。
初日は、ひっくり返りそうになるほどの衝撃(笑)
染猿の弥次喜多はドリフコント満載のやりたい放題。
染五郎さんの楽しそうで嬉しそうなこと!
それを嬉しそうに見て乗っかる猿之助さんが微笑ましかったです。
金太郎くん團子くんのコンビも大活躍。
獅童さんのデイビッドのはじけっぷりは気持ちよかった(笑)
染五郎&猿之助の本気毛振りは大サービスですし、
二人宙乗りは、これまたジェラシーなくらい楽しそうでした。
これって再演可能なの?(笑)
第三部「土蜘」の番卒で、
哲之くんと共演したのもワクワクしました。
三か月、見事に違うお役を演じきりました。
宙乗りも無事でよかった。
猿之助さんを追いかけていたら夏が終わっていました。
秋まで届かず(笑)
明日は完結!
お気に入りの一役を決定します。
aya。
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