新春浅草歌舞伎 第二部3
こんばんは。
風が冷たく強い日でした。
今年初めて入院している姪と会えました。
土日に外泊で帰宅するのでほぼ会えません。
土日メインでお仕事している身としては、
仕事が無いのはどうかと思うけど(笑)
執着せず追わなければ、
見えてくるものや得るものがあります。
今日はたくさん歌を歌ってくれました。
私のほうが癒されてしまいました。
ありがとね。
さて、浅草歌舞伎は今日は「着物で歌舞伎」の日でした。
スタッフの方もお着物で接客とあり、華やかだったようですね。
第二部の「鈴ヶ森」は、すごく覚えている感覚があります。
2009年に歌舞伎座で観劇した時です。
前歌舞伎座は、今と比べると客席が少し薄暗くて狭かった記憶。
「鈴ヶ森」は元処刑場。
舞台上も暗くて何だか怖い。
相乗効果でものすごく気味が悪かったのを覚えています。
主な登場人物は二人。
白井権八は隼人さん。
幡随院長兵衛は錦之助さん。
史実では、二人の生きている年代が微妙にすれ違っています。
逢うはずがないのです。
四世鶴屋南北は、庶民の人気者である二人が絡んだら、
どんなふうになるのだろうと’夢’を創作しました。
お話の筋を追わなくても観て楽しめる演目です。
白井権八は、お尋ね者で前髪の美少年。
幡随院長兵衛は、江戸の侠客。
隼人さん錦之助さんの親子共演です。
お二人ともに美しくカッコいい。
きっと隼人さんが長兵衛を演じる時が来るのだろうなぁ。。
そう思いながら観ていました。
親子の息がぴったりで、台詞が気持ちよかったです。
隼人さんの立廻りはたっぷり魅せてくださいました。
私は過去、梅玉さん吉右衛門さん、勘三郎さん吉右衛門さんで観ています。
若手が権八を演じるのが新鮮でした。
雲助さんたちがたくさん登場します。
雲助とは、江戸時代中期以降、
交通や労働にたずさわった住所不定の人足を言うそうです。
悪さをすることもあったようです。
この人たちの立廻りが面白いのです。
グロテスクなことも歌舞伎の工夫でおかし味たっぷりです。
主役二人も良いですが、
雲助さんたちが大活躍で上手なので楽しかったです。
素直に楽しめます。
知っているのに笑ったり、言葉にハッとしたり。
親子共演も歌舞伎ならではです。
楽しませていただきました。
有難うございました。
今週は初日以来の「黒塚」です。
今日の中日から、箏はお家元の中島靖子さんがタテを務めています。
黒塚を70年間演奏し続けてきた方です。
猿之助さんに早く会いたいです。
ワクワクしています。
aya。
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