第18回 歌舞伎座ギャラリー演奏会

こんばんは。


昨晩、猿之助さんが出演した鶴瓶さんの番組「巷の噺」

冒頭で’完全に猿之助になった’という鶴瓶さんの言葉が嬉しかったです。


猿之助さんは’天邪鬼’なので、相手の発言に容易に同意しません(笑)

メディアが猿之助を定着させたと言っていました。

本気でそう思っていると思うけど。。。

けっこう内心は鶴瓶さんに言われて嬉しかったのではないかな。


やはりプライベートの話は壁を作るのだなぁという感じ。

鶴瓶さんをもってしてもダメかぁ。。なんて(笑)

鶴瓶さんは猿之助さんのそういう部分を察していたように見えました。


麻雀の話は、そういえば以前何かで読んだことを思い出しました。

大学時代は「とにかく’大学生らしい’ことを全部やってみた」と。

コンパ(合コンか?)も行ってみたとか。。(笑)


終始、少し遠慮気味な猿之助節に消化不良でしたが、

言っていることは不断通り、ブレていない猿之助さんでした。

楽しかったです。有難うございました。


さて、今日は仕事の合間に、

歌舞伎座ギャラリー演奏会に行ってきました。


18回目を迎えるそうです。

私は2回目です。


今は月に一度開催され、日時はその都度違い30分程度行われます。

今回は清元の名曲「三千歳」でした。


最初に家元の延寿太夫さんがスーツ姿で登場し、ご挨拶。

お話がお上手でテキパキとした口調でした。


その後に、ご指導にあたった菊輔さんが登場します。

ほんわかしたお話ぶりに空気がアットホームな雰囲気になりました。


三千歳は大曲で、なかなか若手は演奏を披露する機会がないそうです。

理由の一つに、普段の清元は7人で出演するのですが、

この曲は5人(語り3人三味線2人)と決まっているからです。


そうなると、おのずと精鋭たちの出番となるのです。

なかなか若手にまわってきません。


なので今回の5名は皆、初役。

菊輔さんがお稽古をつけて今日を迎えました。

基本に返り、古い浄瑠璃の形を目指したそうです。


語りを、一太夫さん、國惠太夫さん、瓢太夫さん。

三味線を、昂洋さん、美一郎さん。


いつも歌舞伎公演で観ている皆様ですが、

大曲を初役とあり緊張気味なのが伝わりました。


でも演奏は心に沁みました。

皆さんとても丁寧でした。


目を閉じて聞いていると、お芝居が浮かびました。


実は実際の「忍逢春雪解」の舞台は記憶になく、

昨年1月の染五郎さん雀右衛門さん(当時 芝雀)の

直次郎&三千歳を映像で見た記憶を頼りに聞きました。


仕事の合間で心もキュッとなっていました。

演奏を聞いてほぐれていく感覚。

舞台を想像しながら楽しいひと時でした。


終わると、延寿太夫さん菊輔さんが再び登場し、

5人にそれぞれ感想を聞きました。


タテを務めた一太夫さんは、とにかく大変だった。。と。

また、タテ三味線の昂洋さん(延寿太夫の息子さんで右近さんの兄)は、

今日が一太夫さんのお誕生日であることに触れて会場を盛り上げました。


瓢太夫さんが葵太夫さんの息子とは知らず。。

後でTwitterで知りました。


若い5人の演奏に未来を感じて嬉しかったです。


写真のように山台がとても高い!

皆様はあの上に座って演奏します。

一番後ろからでもよく見える状態です。


ギャラリーの入場料で聞くことができます。

日程等のお知らせは「歌舞伎美人」に掲載されます。


ひょいっと寄れちゃうのでとっても助かります。

それに楽しい。


その後のお仕事も張り切ってできました。

有難うございました。

また行きたいです。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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