助六。
こんばんは。
東京にもまた雪が舞いました。
寒い日が続きます。
来月歌舞伎座で行われる俳優祭の発表がありました。
3月28日㈫昼夜2回です。
歌舞伎役者さん方の文化祭のような公演です。
この日だけのお芝居あり、舞踊あり、演奏あり。
幕間にはロビーで役者さん方の模擬店があります。
チケット代が破格で今まであまり興味がありませんでした。
なので参加したことがありません。
でも幸運なことに2014年、前回の俳優祭の時、
新橋演舞場で「空ヲ刻ム者」を公演中のおもだか屋の皆様が、
’俳優祭セカンド’と称して演舞場で模擬店をしてくださいました。
偶然にも観劇日で参加することが叶いました。
十和の拵えをしたままの猿之助さんからTシャツを買った(笑)
幕間時間を少し伸ばしてまで対応してくれました。
いい思い出です。
今回の出演者の発表はまだですが、
猿之助さんは参加するのかな。。
チケットは争奪戦だそうなので、さてどうなるでしょう。
来月と言えば、歌舞伎座のチケット先行発売が始まっています。
私は右近ちゃんが出演する昼の部のチケットを買いました。
夜の部は考え中です。
「助六由縁江戸桜」は観たいなぁと思うのですが、
それと同時に湧き上がってくる想いがあります。
私は前歌舞伎座のさよなら公演の時に、
團十郎さんの助六、玉三郎さんの揚巻、勘三郎さんの通人、
その翌月の新橋演舞場で、
海老蔵さんの助六、福助さんの揚巻、猿弥さんの通人、
現歌舞伎座の杮落し公演の時、
海老蔵さんの助六、福助さんの揚巻、三津五郎さんの通人、
過去三回拝見しました。
さよなら公演の時は、まだ歌舞伎を観始めて2年経っておらず、
こんな世界が歌舞伎にはあるのだ。。と感動しました。
特に、勘三郎さんが花道でおっしゃった
「さみしいよ~」
前歌舞伎座公演のラストの月でした。
万人の声を代弁するような言葉に泣きました。
あの会場の一体感は忘れません。
そして、こけら落とし公演では、
通人を無二の親友の三津五郎さんが務め、
笑いながら泣いたのを覚えています。
あの光景は一生忘れないと思います。
だから今回は観たいけど、観たくないような。。。。
何とも言えない複雑な気持ちです。
でも、観たことがない方にはお勧めです!
理屈抜きに江戸のスーパーヒーロー助六を楽しんでほしい。
海老蔵さんが底抜けにカッコイイです。
成田屋ゆかりの演目であり、
成田屋が演じる時だけ外題が「助六由縁江戸桜」となり、
演奏が「河東節(かとうぶし)」になります。
他の役者さんが演じる時は 外題も違い、
長唄、清元、常磐津の演奏になるそうです。
そうそう、さよなら公演の時は松也さんが傾城だったり(笑)
’福山かつぎ’が三津五郎さんだったり。
今回は巳之助さんですね。
今まで拝見した時の口上は海老蔵さん左團次さん。
今回は右團次さんです。すごい。
役者さん方がフレッシュな顔ぶれです。
通人は亀三郎さん。大抜擢ですね。
通人は少ししか登場しないけど、
ご馳走と言われる全編アドリブのお役です。
幕見も混雑しそうな予感。
私はまだちょっと考えます。
3月もいろいろと悩ましいです。
aya。
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