伊勢音頭恋寝刃。
こんばんは。
今日は久しぶりにYOGAに行ってきました。
スッキリした気分で3月のスタートを迎えました。
6月平成中村座の演目や出演者の発表がありました。
名古屋では8年ぶりだそうです。
中村座の芝居小屋の雰囲気がたまりません。
特に幕内が見える桜席はおススメです。
帰宅すると、ちょうどBSで七之助さんの旅番組の時間でした。
七之助さんが伊勢を旅していました。
なんてタイムリー(笑)
4月歌舞伎座に想いを馳せていたら。。。
七之助さんが地元の方と伊勢音頭を踊るシーンがあり、
確か伊勢音頭恋寝刃の中でも踊りがあったよなぁ。。
と薄い記憶を辿っていました。
昼の部でかかる「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」に
仲居万野役で猿之助さんが出演なさいます。
猿之助さんは初役だと思います。
主人公 福岡貢役は初役の染五郎さん。
貢は伊勢神宮の御師です。
御師とは、 神宮や神社に属し、依頼 により代祈祷を行う祈祷師。
伊勢など一社の信徒を相手に祈祷や宿泊の世話をした人だそうです。
お話は、いわゆる’お家騒動もの’
悪人に宝刀と折紙(鑑定書)を盗まれ、
断絶した家の家老の息子がその二つを取り戻そうとします。
息子 万次郎の父の命を受けてそれに協力するのが貢です。
伊勢の遊郭「油屋」で実際にあった大量殺人事件を題材に、
歌舞伎らしいお家騒動を絡め、江戸時代とても人気があった狂言だそう。
油屋の場面は、貢が刀を手に入れてやってくるところからです。
その刀が悪人のせいで入れ替わったりしちゃいます。
貢は、払いが悪かったりするのであまり良い客ではありません。
仲居万野は貢が嫌い(笑)
万野は貢を邪気に扱い、恋人の遊女 お紺にも会わせない。
お紺は梅枝さん。
で、違う遊女を呼ばせたりする意地悪仲居。
これ猿之助さんね(笑)
染五郎さんと猿之助さんのやり取りが楽しみです。
万野 猿之助さんの嫌がらせや、お紺 梅枝さんの愛想尽かしで、
貢 染五郎さんがジリジリ追い詰められて殺人を犯すまで、
その心の動きも注目です。
どんでん返しもあるので、
ご覧になっていない方はお楽しみに。
伊勢音頭も何とも言えない場面で登場します。
私は、今まで貢役を勘九郎さん海老蔵さんで拝見しました。
そんなにお江戸ではかからない印象です。
一昨年国立で梅玉さんがなさった時は観ていません。
ワンピース漬けでしたから(笑)
染五郎さんが初役とは少しびっくりです。
拝見した万野役は、玉三郎さん吉弥さんでした。
玉三郎さんがなさったお役を猿之助さんです。
何だか嬉しいなぁ。
過去、万野は勘三郎さん、先代の芝翫さん、
6代目歌右衛門さん、富十郎さんなど。
万野の印象でお芝居がガラッと変わると思う。
全体が若返った印象なので、どうなるかすごく楽しみです。
TVから聞こえてくる伊勢音頭は、
ノスタルジックで魅惑的でした。
aya。
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