「亀治郎の会」と出合う。
こんばんは。
姪の入院が続いています。
週一日の割合でもう一人の7才姪の
お迎えから寝るまでを面倒みています。
最近ではケンカもします(笑)
私もついついムキになり、大人気なく理論を展開する時があります。
後で反省したりして。。
そのうち逆にやり込められてしまうでしょうね。
さて、そろそろ今月の歌舞伎観劇が始まります。
歌舞伎は私のパワーの源です。
博多遠征時、ずっと一緒だったずんこさんといろんな話をしました。
博多座の感想はもちろん、プライベートのことなどなど。
その中で「歌舞伎との出合いは亀治郎の会でしたよね?」
と聞かれ、懐かしくも当時の話になりました。
私は時代劇好きではありましたが、
歌舞伎を観たことがありませんでした。
ある時、友人に誘われ歌舞伎座に行くことになり、
色々歌舞伎のことを調べていました。
すると「亀治郎の会」の文字。
亀治郎ってTVで見るな。。
今度観に行く歌舞伎座にも出るな。。
自主公演って何???
しかも最低料金が通常の国立大劇場の料金と一緒でした。
や、安い。。。。。
公演直前でしたが、まだチケットがあったので、
歌舞伎座の予習と思って一人で行くことに決めました。
これが2008年8月の「第六回 亀治郎の会」でした。
演目は「俊寛」「京鹿子娘道成寺」
私が生まれて初めて観たのは亀治郎さんの俊寛(笑)
レア過ぎて笑えます。
今想えばシャイロックみたいで誰だかわからない(笑)
でも不思議と寝ませんでした。
それどころか時間が経てば経つほどワクワクしました。
そして決定打が道成寺の花子。
さっき俊寛だった人が、こんなに可愛くなるの!!
女方にすっかり魅せられてしまいました。
圧倒されました。
出ずっぱりの亀治郎さんのオーラは凄くて、
こんなふうに生きている人がいるんだと驚愕。
伝統芸能の世界はわからなくても、
その姿に生きざまを見せられ、
歴史の中で受け継がれていく血を感じました。
アナログな世界の中にリアルが存在していました。
音楽や唄、音、道具、衣装、照明。。
命が吹き込まれ、すべてが生きてそこにありました。
役者さん方からも生命を感じたのです。
猛烈に。。。 私もこんなふうに生きてみたい。
そう思いました。
生きた言葉を話したい、生きた自分になりたい。
二つの演目中、一瞬たりとも退屈せず、
心がザワザワして、力が湧き上がってくるようでした。
カーテンコールはスタンディングオベーションでした。
拍手の波は渦となり、私も巻き込まれていきました。
今でもその光景は覚えています。
亀治郎さんは花道を歩き、
二階三階のお客にも感謝を届けていました。
その姿も忘れられません。
その翌月歌舞伎座の亀治郎さんが楽しみで楽しみで。
昼の部「竜馬がゆく」染五郎さんの竜馬と亀治郎さんのおりょう。
そして、夜は新橋演舞場に掛け持ち出演で、
「加賀山旧錦絵」はお初役。時蔵さん海老蔵さんと。
「かさね」は海老蔵さんと共演でした。
歌舞伎座と演舞場を私も行ったり来たりして、
週に4回行っていた時もありました。
自分でもこんなにハマるとは思わず(笑)
だから猿之助さんは私の恩人なのです。
こんなに人生が楽しくなるとは思いませんでした。
心が救われました。
今では猿之助さんが生きる力です。
先日の博多座は初心を想う旅にもなりました。
ずんこさん有難う。
そして、全てのご縁に感謝です。
aya。
2コメント
2017.03.07 14:36
2017.03.07 13:37