博多座の想いで。
こんばんは。
今日は歌舞伎座が中日でした。
後半も応援しています。
そして熊本地震から一年です。
東京にいると実情はわかりません。
ですが、一年前に感じたことを忘れないことが大事です。
明日は我が身です。
自分にできることを考えるようになりました。
一年前の私は博多座へ行く前でした。
公演は中止になってしまうかもしれないと考えていました。
でも猿之助さん方は上演を続けました。
勇気がいる決断だったと思います。
東日本大震災の時は、
国立劇場は公演中止で行けなくなり、
新橋演舞場へは電車が動かず行けなくなりました。
猿之助さん方がワンピース上演を続行したのは、
観劇予定だった人たちの声が理由の一つと聴きました。
猿之助さんがルフィの拵えのまま、
舞台で口上を行った姿を写真で見た時は泣けました。
幕間に役者さんたちが自発的に募金を始め、
猿之助さんも握手をし続けていました。
そんな姿を東京で見ていたら、
早く博多に行きたくて、手伝いたくて。
自分たちのできることを精一杯やる。
猿之助さん方がお芝居を続けるように、
私も歌舞伎を観続け、募金をして、お土産を買う。
猿之助さんに教わった。
東京の知人は「今、博多に行くの?」
私たち行けるファンは「今だから行くの」
行けた人はそういう気持ちだったでしょう。
2泊3日の滞在は奇跡の連続でした。
猿之助さんのboxに募金をして、
握手してくれた時のことは忘れません。
役者さんだけでなく、歌舞伎スタッフ、劇場スタッフの皆様が、
繋がって一つになっていたことに感動しました。
何かしたいと思って行ったのに、
逆にたくさん勇気や力をいただいてしまいました。
「TETOTE」を大合唱して、皆でハイタッチ。
ひと時の夢が’明日を生きる力’になりました。
それでも観ること叶わなかった方が大勢いらっしゃいます。
秋に東京で再演ですが、是非、博多座でも上演してほしいです。
千穐楽のカーテンコール。
猿之助さんが市長に募金を渡す際に言ったこと、
「ワンピースを愛するすべての仲間たちより」
猿之助歌舞伎が好きだと心から思いました。
ワンピースを観るたび全て思い出すと思う。
そういう意味でも大事な作品です。
良い想い出とともに、
現実を忘れないように生きていきたいです。
aya。
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