三人連獅子。

こんばんは。


今日からお仕事開始です。

大阪遠征までノンストップで頑張ります。


明治座のお話。


昼の部二つ目は「三人連獅子」

これも初めて拝見しました。


連獅子は数々観てきました。

いつも親と子の二人舞踊でした。

中村屋親子の三人も拝見しましたが、親と二人の子供という設定です。


その中でも猿之助さんの、おもだか屋versionが一番好きです。

俳優祭の8人連獅子も圧巻でした。


今回は母獅子が登場します。

父獅子、母獅子、子獅子の家族です。

本興行で女方の獅子を観るのは初めてでした。


愛之助さんは、上方舞’楳茂都(うめもと)流’の家元です。

三人連獅子は別名’楳茂都連獅子’と呼ばれているそう。


以前は、歌舞伎でもかかっていたそうです。

近年はほぼ機会がなく、愛之助さんが家元になったこともあり、

上方舞を上演していきたいと思っていたとか。

今回、それが叶いました。


★内容に触れますのでお気を付けください。



長唄囃子連中が舞台左右に分かれて座り豪華です。

中央には石橋がかかっています。

セリと廻り舞台を使い、石橋が動いたり沈んだりします。


父獅子は愛之助さん、

母獅子は壱太郎さん、

子獅子は種之助さんです。


三人が花道から登場すると、

真ん中の種之助さんがお二人より小さくて、

側の方が’子供?’と言っていました(笑)


24才くらいでしたよね。

でも本当に子供かと思うくらい可愛らしいのです。

無邪気な様子は愛らしく、

毬のように弾む動きはまさに子獅子。


元気よく、キレがあり、フワフワしていない。

どっしりとして獅子の気品もあり、

谷に落とされ、這い上がってきてからはたくましさを感じました。


最初は家族が穏やかに蝶と戯れる様子。

悠然とした父、陽だまりのように優しい母、

愛情たっぷりなことが伝わってきます。


石橋には高さがあり、

愛之助父は本当に上から落すのです!びっくり。

今までの連獅子は舞で表現していましたから。

でも這い上がってくる。


心配して居ても立っても居られない壱太郎母。

二回目はもっとハードに落とす父。


さすがに上がってこないかと思いきや、

花道から種之助獅子が勇猛な様子で走ってくる。


私も母の気分(笑)

すごく感動してしまいました。

壱太郎母の喜びもひとしお(笑)


全体的に踊りの振りはハードではない印象です。

でも毛振りになってからは、やはり激しい。


三人それぞれの回し方なのですが、

ピタリと揃っているのが圧巻です。


かなり長い間回していて、ラストは超高速になる。

客席も沸きました。


三味線も超高速(笑)

石橋物の長唄が大好きです。

音にパワーがあり、歯切れよくて楽しかったです。


音と舞が一体になり、

その世界観に明治座の舞台は小さいような気がしました。

歌舞伎座で観てみたいです。


愛之助さん壱太郎さんは踊りでも息ぴったりです。

お二人がそれぞれ親の情に溢れていたのが、

何だか新鮮で感動でした。


連獅子は心踊ります。

楽しかったです。

三人連獅子は珍しいので叶う方は是非♪



明治座観劇後は、

歌舞伎座に来ていた’まやさん’に会いました。

超久しぶりの再会です。


お土産はお茶尽くし。有難う。

美味しかったです。


8年前アメブロでblogを書き始め、

そこで初めて仲良くなった友達です。


彼女はいろんな体験をして、人として成長していました。

勇気をもらってしまった。

だから次は’想いは叶う’ということを私が見せてあげたい。

待っててね。


会えてよかった。

有難う。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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