役者を愛でる。
こんばんは。
今日は月に一度の恩師のところへ。
一か月を無事に過ごせた御礼参りです。
新たな月へのアドバイスもいただきました。
歌舞伎公演がお休みの猿之助さんも
京都でゆっくりできたらいいですね。
猿之助さんが15才くらいの時のエピソードで、
3日間でお寺を19とお堂を29廻った強者(笑)
素の部分は全く知りませんが、
講演ができてしまうほどの信仰心をお持ちの方。
そこも私が好きな理由の一つでもあります。
私は移動中、電車に乗っている時間が長く、
よくラジオを聞いています。
以前チャルさんが出演していたABCラジオの「ぴたっと。」は
今でも時々聞いています。
でも最近のお気に入りはJ-WAVE午後のクリス智子さんの番組。
自然な大人のしゃべり方が大好きです。
ああなりたい(笑)
今日は番組のカラーには珍しく!?
TVでお馴染みのハコちゃんこと岩下尚史さんがゲストでした。
新橋演舞場に長年勤務して、伝統芸能に詳しいあの方です(笑)
お話がとても面白くて速くて、クリスさんも大笑いでした。
笑いながらも果敢に挑んでいくクリスさんが好き。
自分を持っているから、うわべでない質問に好感が持てます。
歌舞伎の話もありました。
岩下さんは’歌舞伎を鑑賞する’という言葉に激しい嫌悪感(笑)
だから面白くなくなった。。とユーモアたっぷりに話します。
あらすじくらいは知っておいたほうがいいけど、
役の分析など難しいことはせず、
贅沢をして、舞台近くで役者を歌舞伎を観るまま楽しんでいた。。
という感じでおっしゃっていました。
昔の歌舞伎の楽しみ方を知っている方々は、
最近の風潮が面白くないのかもしれません。
話の中でハッとしたのが「役者を愛でる」という言葉。
私も薄々は聞いていました。
江戸時代は贔屓役者に会うという感覚で、
女性はオシャレをして小屋に行きました。
それは岩下さんが歌舞伎芝居をよく観ていた頃もそうだったと。
昔は贔屓役者が出ていない演目は観ないで帰ってしまったか、
寝てた。。と(笑)。
女性は着飾って舞台近くで役者を愛でる。
言葉は悪いけど、役者に抱かれに劇場に行くようなもの。
そんな意識で贔屓役者を観に行っていた。
岩下さんは言い切ってました(笑)
賛否はあるかもしれませんが(笑)
それでいいんだなぁと改めて腑に落ちました。
私は近年、観方が変わってきました。
猿之助さんが東京で公演をしていても、
他の東京の歌舞伎公演はほぼ観ていました。
もちろん今でも全部観たいです。
今月のABKAIも国立も観たかった。
でも猿之助さんが東京で公演をしていると、
一席でも埋めたいと思うようになり、
一時でも観ていたいと足が向くようになりました。
私も愛でたいのです(笑)
’愛でる’という言い方は、
気に障る役者さんがいらっしゃるかもしれません。
決して上から目線で言っているのではありません。
尊敬の心から話しています。
美しく、素晴らしいと感じ、大事に想う。
役者さんを愛でることはそれに等しいのかと。
その感動が’生きる力’になるのです。
岩下さんのお話に、
ますます我が道を進もうと思いました(笑)
aya。
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