夏芝居。

こんばんは。


新たな月がスタートです。


カレンダーはお里。

亀治郎時代はこういった可愛らしいキャラを演じることが、

コンスタントにありました。


猿之助になってからはしばらく立役が多く、

中でも娘役はほぼなくて寂しかったです。


昨年の歌舞伎座「すし屋」のお里を聞いた時、

どんなに心躍ったことか。


三階席でだけにしようと思ったら、

至近距離で観たくなり下界に下りました(笑)


もう一年前のことになるとは。

時が経つのは速いです。


夏の巡業が昨日からスタートしました。


私は残念ながら日程が合わず観に行けないのですが、

中央コースに、おもだか屋の段之さん欣弥さんが出演と聞きました。

歌舞伎座ではないのが残念です。


私の夏芝居、

まずは来週に歌舞伎座 昼の部へまいります。


右團次さんの「矢の根」は拝見したことがあります。

祝祭劇で、主役の五郎はほぼ動きません(笑)

でも静の中の体の使い方は毎回驚きで、

きっと若手では難しいお役なんだろうなと想像しています。


次の演目が、右之助さんの二代目斎入襲名披露になるので、

幕開きからお祝いムードで素敵です。


その「加賀鳶」はわりと東京ではかかる演目かと。

私は幸四郎さん梅玉さんペアで何度か拝見しました。


最初の’本郷木戸前勢揃い’の場面が大好きです。

江戸の威勢のいい火消したちが勢揃い!かっこいい!


私の父は消防官でした(笑)

幼い頃は、消防車のサイレンを聞くと窓を開けて、

父と’どこだろう’とか’近いな’とかジッとしていられませんでした。

親子して血は争えず(笑)


舞台で火消したちがぶつかり合っているのを見ると、

その中に入りたくなるほどです(笑)


でもこのお話、その場面の後は全くテイストが違う展開です。

ラストはとっても可笑し味がありクスッとして幕。


今月は海老蔵さんと中車さんです。

お二人の共演は久しぶりです。


ずっと梅玉さんで観てきた松蔵を

中車さんが演じるのが楽しみです。


三つ目の「連獅子」は海老蔵さん巳之助さん。

私にとっては新鮮な連獅子。


巳之助さんの毛振りは記憶になくて、

俳優祭で初めて観たように思います。


海老蔵さんは’春興鏡獅子’以来でしょうか。

ダイナミックな踊りと毛振りを想像しますがいかに。


猿之助さんが出演していないと、

見る目も違ってくる不思議(笑)


昼の部をゆったり楽しんできます。


その後は国立、月末近くに夜の部です。

海老蔵さんは親子で歌舞伎座初宙乗りですね。

こうなったら歌舞伎座宙乗り見物をコンプリートしようかな(笑)


何があっても舞台の幕は開きます。

猿之助さんも子供の頃に具合が悪くてふらふらだった時、

確か、段四郎さんが劇場の方に「死んでも舞台に立たせます」

と言ったのを聞いて役者としての覚悟を知ったとか。


小さな勸玄くんも一つ一つ乗り越えて、

役者になっていくのだと思います。


応援することしかできませんが、

成長を観続けていきたいです。


今月も楽しませていただきます。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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