連獅子@歌舞伎座
こんばんは。
帰り道の満月が綺麗でした。
8月納涼歌舞伎のチケット先行発売中。
どの部も売れ行きが良いようで嬉しいです。
さて、歌舞伎座がますます盛り上がっているようです。
昼の部「連獅子」も楽しみにしていました。
曲はもう何度と聞いてきましたが、毎回心に響きます。
特にお囃子が好きです。
傳左衛門さんの重厚な温かい鼓の音、
傳次郎さんの魂こもった熱い太鼓の音、
傳十郎さんの繊細だけど強さがある笛の音が心地よかったです。
海老蔵さんの親獅子。
巳之助さんの仔獅子。
私にとっては新鮮な親子。
狂言師の姿で登場すると会場は割れんばかりの拍手でした。
個人的には4月の猿之助さんの奴道成寺を思い出します(笑)
海老蔵さんはスッキリした風情、
巳之助さんは愛嬌があるけど気高い。
巳之助さんが工夫なさっているのだと思うのですが、
海老蔵さんよりすごく小さく見えました。
巳之助さんも身長は高いほうだと思う。。。
見た目でも親子感が出ていてびっくりしました。
私は初日開けて三日目に拝見しました。
素人目でも、微妙にいろいろなタイミングが違っていました。
それは個性なので興味深く、またとても面白かったです。
巳之助さんが、本当に時々ですが、
海老蔵さんをチラッと見ることがあり、
合わせようとしているのを感じました。
まさに親に必死について行こうとする子のようです。
狂言師から獅子の精に変化する間、
男女蔵さん市蔵さんの僧が登場します。
ベテラン勢で拝見するのは久しぶりかも。
空気が変わり、とても面白かったです。
そして、獅子の精となって二人が花道からやってきます。
お二人ともにカッコイイ!
海老蔵さんには親の貫禄、
巳之助さんは凛々しく若々しい。
何でしょうね。
獅子の姿を観るとテンション上がります(笑)
巳之助さんの仔獅子は、必死さというより、
落されても落されても軽快に淡々と登ってくる印象です。
毛振りは、二人ともに雄大でした。
この時はタイミングが一緒で、毛が同じように弧を描きました。
でも。。
どんどん加速していく中、
海老蔵さんが暴走していきました(笑)
超高速になっていき、
お客の応援のボルテージもあがっていきます。
海老蔵さんの底知れぬパワーに脱帽です。
毛振りの後、顔を上げた時の表情が、
二人ともに神々しくて感動です。
暑さ吹き飛ぶ連獅子でした。
きっと千穐楽に向けて進化が続いていると思う。
観ることができてよかったです。
有難うございました。
昼の部は三つの演目がバランスよくて面白かったです。
夜の部は千穐楽近くにまいります。
こちらも楽しみです。
aya。
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