淡々と。
こんばんは。
猛暑日近くの気温が続いています。
ウェディングの現場は長丁場です。
熱中症にならないよう、
お客様への配慮はもちろんですが、
スタッフも水分補給はしたかどうか声に出して
お互い注意し合っていました。
司会は恵まれていて、
ほとんどの会場で司会台にお水が用意されます。
いつもより意識して飲むようにしています。
三連休が無事に終了しました。
写真は先日、模擬披露宴で訪れたレストランのガーデンです。
秋に司会の依頼をいただいています。
ハート型の芝生があり、
その周りにゲストが立って二階から集合写真を撮ることができます。
隣のガゼボでは挙式やデザートビュッフェができます。
オープンしたばかりのお店なので、
これから草花が成長し、どんどん雰囲気ができてくると思います。
秋が楽しみです。
私は、普段はゲストハウスやレストランで司会をしています。
今はホテルはほぼ行きません。
司会を始めた20年前は、
まだ媒酌人がいて、ホテル結婚式が主流でした。
なので最初の10年はホテルで育てていただきました。
だんだんと、一軒家風のゲストハウスと言われる施設が人気になり、
ブライダルプランナーと呼ばれる職業が誕生し、
型破りな結婚式が増えました。
歌舞伎ではありませんが(笑)
結婚式や披露宴も’型’があると思っています。
それを知っているうえで崩していくことは、
結婚式が未来まで続いていくのに必要不可欠です。
結婚自体に対する考え方が、
時代とともに変化、進化していく中、
セレモニーに対する考えが変化進化していくのは当然です。
どんな形になっても、
根底で支えている’心’の部分は変わらないと思うので、
私は結婚式を信じて司会をしています。
でも、そんな境地になったのは、
歌舞伎に出合ったからでした。
どんどん進化していくウェディング業界の中で、
どうしたらいいかわからず、
古いものと新しいものの間で悩んでいました。
人間関係も、司会のテクニックも。
歌舞伎と出合って、腹をくくることができ、
新しい方へ舵を切ってみることにしました。
そして今の事務所に出合い、
司会の仕方や言葉を全て一から勉強して、
今までの司会スタイルを捨てました。
私は美人ではないので、
どこを強味にして生き残っていくかも考えました。
猿之助さんが自分の容姿のことをおっしゃっていたエピソードは、
とても共感でき、私も人には負けない部分を身につけようと。
自分改造と新しい環境は今思うと苦しかったかも。。
でも亀治郎さんと出会い、
猿之助になっても変わらない考え方の数々に助けられました。
淡々と。
これは影響を受けて、いつも心がけています。
猿之助さんと比べてはいけませんが、
20年もほぼ同じことをしてきましたので、
正直、以前は飽きてきた時もありました。
この言葉に出会ってから、
プロ意識が高まったような気がします(笑)
自分がどんな状況でも仕事を務めること。
お客様のために。
そしてオンオフをはっきりさせること。
自分の時間がものすごく大事です。
仕事の時間以外に仕事関係の人に会ったりしません(笑)
仲間は別ですが。
その日にあったことは、家に入ったら忘れることにしています。
喜びも反省も帰り道だけ(笑)
家で仕事をすることも多いので、
引きずらないようにもしています。
そのお陰で心身ともに楽になりました。
心の解放の仕方もわかってきました。
とはいえ、司会に執着しているわけではありません。
より面白いことがあれば、すぐに切り替えます(笑)
今までそれがなかっただけ。
先日のRadioの猿之助さんの話を聞いて、
改めて出会えてよかったと思いました。
猿之助さんの進化とともに、
私も人として一緒に進化していたら嬉しい。
これからも猿之助さんに勇気をもらい、
自分を信じて淡々と進もうと思います。
aya。
0コメント