おもだか屋。
こんばんは。
歌舞伎美人に初日の様子が掲載されました。
「団子売」の猿之助さんを見て
また舞台の余韻に浸っています(笑)
三部のビジュアルが想像と違ったので、
拝見するのがより楽しみです。
初日の雑感を書いていこうと思います。
★事前に情報を知りたくない方はご注意くださいませ。
一部二部を拝見して、しつこいですが。。(笑)
こんなに猿之助さんを楽しめる納涼歌舞伎がくるなんて感動です。
それは中車さんも然りでした。
思えば中車さんは納涼歌舞伎初参加なのですね。
昨年とカラーが違うのはそのことも大きいなぁと。
そして、やはりおもだか屋が好きだと心から思いました。
お二人の演技のふり幅の広いこと(笑)
幕開きの中車さんの半太郎が素敵で、
七之助さんと夫婦になっていく様子もドキドキする。
長谷川伸さんの世界観を知っているわけではないけれど、
時代感とか人間力とか。。すごく合っていて、
どこか哀愁が漂い、切なくて、言葉が心にじわじわ響く。
中車と香川照之の名前が、良い塩梅で重なり厚みを感じる。
観ていて全く飽きない。
似ていないけど、
半太郎を観ていて何故か勘三郎さんを想う不思議。
もしかしたら勘九郎さんよりも、
勘三郎さんが演じた役が似合うのかもしれない。。
とふと考えました。
かと思えば。。釜桐座衛門!
あの化粧とキンキラ衣装。
強欲の上をいく強欲。
お金の話をする時の目の輝き(笑)
さっきの半太郎はどこへ。。。。。
哀愁の影も形もなくなり、さらに生き生きしてる(笑)
女房の児太郎さんがものすごく背が高いのです。
歌舞伎では女方が立役を上から見下ろすことはほぼないのですが、
児太郎さんの上から目線に、完全にちっちゃくて可愛い(笑)
ビジュアルだけでもツボ。
中車さんの、このふり幅のすごさ!
さすがおもだか屋!
猿之助さんもすごいことになってます。
団子売で可愛らしい女房。
亀治郎時代はけっこう観た姿ですが、
最近では珍しいので必見です。
一心太助の女房を思い出します。
年を重ねても健在でした。
すごく可愛い、とにかく可愛い(笑)
続いて登場する「修禅寺物語」の桂。
美しいです。
強気な表情もキュート。
先ほどウキウキ旦那様と踊っていた女房が、
幸せな妹に嫌味を言う上昇志向のキッとした女性。
お衣装や鬘が全く変わるので印象が全然違います。
セリフもたくさんあり、
勘九郎さんとの二人のシーンは、
一歩も二歩も下がって慕っています。
可愛い → 美しい。。。
からの喜多さん(笑)
このギャップにやられた。
三段オチかと思うくらい(笑)
猿之助さんを知らない方は、
同じ人だとわかるのでしょうか????
声も違うし、姿形に面影なし。
このふり幅がさすが猿之助さんです。
特に、団子売のお福と比べてみてほしい。
別人ですから(笑)
今回の弥次喜多は、あまりお衣装チェンジがなく、
ほぼ大道具さんの’たっつけ姿’。。それがちょっと寂しい。
遠目だと染五郎さんと猿之助さんの
区別がつかない人がいるのではないかと心配になる(笑)
私はレアな姿で好きですけど。
やっぱりおもだか屋が好きです。
一部二部を観てお二人の変化がものすごくツボでした。
特に猿之助さんは女方立役両方こなします。
ふり幅は倍です。
そんなところも注目すると面白い納涼歌舞伎です。
まだまだ楽しみます。
aya。
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