赤姫。

こんばんは。


この週末は各方面から遠征してくる友人たちが歌舞伎座へ。

私が行く予定がなくて残念です。


昨晩、猿之助さんがblogを更新してくださり嬉しかったです。

弥次喜多Ⅱの誕生秘話を有難うございます。


産みの苦しみを綴っていましたが、

何だか続きがありそうな文章の結び方(笑)

あったら嬉しいけど、のんびりお待ちしています。

ファンだけにお話くださる気持ちが嬉しいです。


公演中日の今日、弥次喜多のお二人からお弁当の差し入れがあったと、

何人かの役者さんがSNSにアップしていました。

熨斗紙に「東海道中膝栗毛Ⅱ」とあって面白かったです。

セカンド!?


★弥次喜多の内容にかなり触れますのでご注意を。




昨日は金太郎さん團子さんの歌舞伎夜話でした。

SNSで撮影タイムのお写真を拝見し、

改めて男らしく成長したなぁと感動です。


昨年の夜話に参加し、

金太郎さんがあまりにもシャイで、

團子さんが素敵に明るくて楽しかったのを思い出します。

金太郎さん、今年はたくさんお話できたかな。


金太郎さんが中学1年生、團子さんが2年生だそう。

二部の弥次喜多で大活躍の二人ですが、

この演目の最年少かと思いきや、猿くんが平成18年生まれとか。


金太郎さんが平成17年生まれなので、

猿くんが最年少なのですね。


猿くんは、今年は転んでいないけど(笑)

舞台中央で台詞があるんです!やった!

猿之助さんの優しさを感じる(泣)


ところが弥次喜多は超若手ばかり目立っているわけではありません。

竹三郎さん寿猿さんもめちゃめちゃ出番が多くて嬉しい。

お二人が大好きな猿之助さんの愛を感じます。


竹三郎さんは昭和7年、寿猿さんは昭和5年生まれだそうです。

80代半ばのお二人は劇中劇「四の切」で大活躍。


幕開き、川連法眼の寿猿さんと飛鳥の竹三郎さんが喧嘩してます。

黒子がはがいじめにするほど激しい(笑)


初めて観た時は、このシチュエーションにウケた。

見てみたかったような、そうでないような(笑)


狐忠信は隼人さん。

静御前は巳之助さんという配役です。

こんな四の切はこの先ないでしょう。


猿之助さん以外の狐忠信を観たことはありますが、

隼人さんはとても新鮮です。


巳之助さんの赤姫姿も初めて見ました。

超美人さんではないですか。

贔屓の皆様はたまらないでしょうね。


お稽古中に第一の殺人が起きて、

隼人さんの弟子、宗之助さんが死んでしまいます。

そのショックで持病のめまいがひどくなった隼人さんは、

狐忠信を演じる状況ではなくなりました。


隼人さんの先輩で、

狐忠信が当たり役だった巳之助さんに代役の白羽の矢が立ちます。


お稽古が再開されると、

今度は巳之助さんが狐忠信の拵えで登場。

この姿もレアです。


二人が演じる四の切シーンで共通なのが、

床下に落ちて、階段横からモフモフの狐の衣装で登場する

早替りのシーンです。


二人ともに初日より早替りが速くなってます(笑)

これには感動しました。

そして、巳之助さんの狐言葉や百回りも必見です。


そうなると、静御前は巳之助さんの代わりに誰が。。。

そう竹三郎さんです!


釜桐座衛門が大抜擢(笑)

ご本人は張り切って務めます。

なんと50年ぶりに。


本当に50年ぶりかはわかりませんが、

静の姿で登場するとものすごくお客が湧きました。

失礼ながら。。。。。超かわいい♪


古風でピシッとカッコよくて素敵です。

80代にして鬘やお着物のあの重量。


役どころとして、お稽古中にだんだん具合が悪くなるのですが、

初日は本当に具合悪いのではないかと本気で心配してしまった(笑)


二回目のお稽古中に、

なんと巳之助さんと竹三郎さんが。。。。


三人を殺害した犯人は誰。


皆さんがなかなか妖しい動きをしてくれます(笑)

勘九郎さんなんて、三部の支度。。

と途中でいなくなっちゃうのに妖しい素振り(笑)


ここからは金太郎&團子が、

弥次喜多に美味しいところは持っていかれつつ、

鋭い推理を展開していきます。


前半と後半、見所が全く違ってきます。


前半の一番のインパクトは赤姫二人でした。

竹三郎さん巳之助さんの静御前が観ることできるなんて。



千穐楽まであと半分。

これだけでも!?観る価値ある弥次喜多です。


下は10代から、上は80代まで総出演(笑)

真ん中の世代の染五郎さん猿之助さんが全員を引っ張ります。


それぞれの役者さんの贔屓がより楽しめる弥次喜多かと。

猿之助さんはお客を喜ばせるツボを心得てます。


やはり弥次喜多は何だかクセになる。

来週も楽しみです。




aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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