中村屋ファミリーで想う。

こんばんは。


Christmas前の金曜日。

街は大混雑でした。

昼間なのに電車がラッシュとは(笑)


それでも仕事を頑張れたのは、

先ほど放送の「独占密着!中村屋ファミリー」を

楽しみにしていたからです。


中村勘九郎さんのお子さん、勘太郎くん長三郎くん。

可愛くて可愛くて(笑)

桃太郎を演じた姿がつい最近のように感じます。


勘九郎さん七之助さんのますますの充実ぶりにも

改めて感動しました。


特に再来年の大河ドラマ主演を控えている勘九郎さんのストイックさ。

ものすごくびっくりしました。


マラソンランナーの役作りのため、

すでに体作りをなさっているのですね。


歌舞伎役者とランナーの筋肉の付き方はだいぶ違うよう。

体を改造をして撮影に臨むそうです。


こんぴらさんの階段を、

まるで走っているかのように上がる後姿は、

本物のアスリートのようでした。


膝を痛めていることは知っていましたが、

まさかあそこまでとは思わず。。


八月納涼歌舞伎の時はかなり痛かったようで、

そんなことを微塵も感じさせない舞台にプロ魂を感じます。


兄弟が立役と女方であっても、向かっている方向は同じ。


二人で中村屋ではなく、

それぞれが中村屋なのだと強く感じました。


小さな兄弟たちも親に続いていく姿が頼もしい。

切磋琢磨して成長していくのが楽しみです。


そして、父子が手を繋いで舞台へ向かう後ろ姿に

何だか無性に泣けました。


玉三郎さんが七之助さん中車さんを指導している光景が、

長時間放送されたのは嬉しかったです。


玉三郎さんは粛々と、淡々と。


死にゆく人は筋肉を使わないというのは納得でした。

気持ちや言葉はあっても、体はついていかない。

玉三郎さんのお話はずっと聞いていたくなります。



勘三郎さんの映像もふんだんに使っていました。

勘三郎さんの舞台では、一体になる楽しさを知りました。


私が初めて拝見した平成中村座の千穐楽。


カーテンコールでファンからの手紙を披露し、

小屋を運営してくれたスタッフや裏方の皆さんに

感謝を伝えた勘三郎さんを忘れません。


あの時は客席もみんなで泣きました。

歌舞伎ってこんなにエキサイティングで、

温かくて、優しくて、ワクワクするんだ。


これでもかのサービス精神。

勘三郎さんとの’気’と’気’のキャッチボールは、

クセになりました。


同じ気持ちにさせてくれるのが猿之助さんでした。

これは私だけの感覚かと思うのですが、

今でもふと勘三郎さんの面影を猿之助さんに見ることがあります。


勘九郎さんが5月のインタビューで、

猿之助さんの芝居を観た父が電話をしてきて「俺に似ている!」

と褒めていたというエピソードを紹介してくれました。

これはとても嬉しかったです。


また、猿之助さん自身も

「あなたは魔法の粉を振りまくからね」

と勘三郎さんに言われたことが誇りと言っていました。


番組で、猿之助さん勘九郎さんの8月の「団子売」が。

勘三郎さん三津五郎さん同様、

この先に共演がたくさんあるといいなぁと思いました。


残念ながら勘三郎さん猿之助さんの共演は、

観ること叶いませんでしたので。


番組を観ながら、

猿之助さんの姿がチラチラ登場するたびに、

心臓がバクバクしました。


役者さんは命がけで舞台に立っている。。

番組の中村屋を見ても思いましたし、

猿之助さんのことも然り。。。


そんなことを感じさせないお芝居が尊い。

どうしてそこまでするのか。。

解らないからこそ観続けたくなります。


そして、来月に猿之助さんは舞台に戻ってきます。

その姿をしっかり見届けたい。


勘九郎さん七之助さんも1月は歌舞伎座です。

猿之助さんとお芝居の共演はありませんが、

叶うなら口上に一緒に列座していることを願います。


昼夜を拝見しますので、

中村屋兄弟もとっても楽しみです。


番組で来月へのテンションが上がってきました。

有難うございました。




aya。


aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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