2017年の猿之助さん 1
こんばんは。
お仕事がとりあえず全て終了です。
あとはお家で原稿書きが残っています。
お客様からもメールは来ますし、
スパッと終わらないのは毎年のこと。
仕事帰りに恩師のところに年末のご挨拶に行ってきました。
Christmasケーキをお土産にいただいてしまいました。
今年もたくさんの気づきをいただき感謝です。
さて、今年もあとわずかです。
来週は新年を迎えています。
そうです!猿之助さんに会えるのです。
もうそのことだけ考えて年末過ごしたいくらいです。
ワンピースの前楽、千穐楽とカーテンコールのお姿は拝見しましたが、
私の心の中ではワンピースの初日で時が止まっています。
舞台を長い期間見ないことはもちろん今までもありました。
でも今回は止まっているのです。
それが来週に動き出します。
ということで今年の猿之助さんを綴ってみます。
年明け1月は新橋演舞場で、
右團次さんの襲名、右近ちゃんの初舞台でした。
「雙生隅田川」で猿之助さんとの三人宙乗りは興奮しました。
三人というのは初めて見ました。
右近ちゃんの母役を務めた猿之助さんの優しい眼差しが忘れられません。
でも何と言っても「黒塚」
おもだか屋と言えば「四の切」「黒塚」「スーパー歌舞伎」
2012年の襲名公演から上演を重ね、
その都度、ハードルを高くしてチャレンジしてきたように思います。
今年の黒塚は今までと比べものにならないくらい、
あるもの全てが研ぎ澄まされていました。
猿之助さんがどれだけ黒塚を大事に想うかが伝わる。
姿が現れただけで感動が溢れてくる舞台でした。
だから観ればみるほど、なのです。
まだずっと観ていたい。
猿之助さんがいろんな人生経験を経て、
黒塚が極まっていくのを見届けたいです。
2月は博多座に遠征しました。
猿之助さんが座頭を務め、平さんを客演で迎え、
不断の歌舞伎座では絶対に観ることができない猿之助ワールド。
昭和の名作を埋もれさせてはいけないと、
猿之助さんが力を入れた作品が並びました。
「男の花道」「雪之丞変化」
この二つを初めて見た時の衝撃ったらありませんでした。
私は雪之丞のほうに会いたいと思っていました。
でも観たら歌右衛門に心を奪われてしまいました。
加賀屋歌右衛門役に臨む猿之助さんの美意識はすごかった。
全く隙の無い所作、三味線の弾き語り、お七の人形振り。
そして、あの観客に訴える時の情熱。
以前観た時よりも貫禄があり、
これはまだまだ進化していくと確信しました。
雪之丞ももちろん好きです。
妖艶で切なくて。。。
でも初演の中日劇場の雰囲気にあっていたし、
その時の演出のほうが好みだったかもしれません。
それに、猿之助さん以外の若手が大活躍なのが印象的だったかも。
初演時からかなり進化した若手のほうに目がいきました。
舞踊の「艶姿澤瀉祭」は、もう一度観たい!
あれよあれよと展開するので目が足りませんでした。
猿之助さんの深川マンボに大興奮。
レビューも圧巻で、是非とも東京で上演していただきたいです。
博多のずんこさんetsukotsuさんとの時間も楽しかったです。
飛梅会の会長さんにも会えて嬉しい旅でした。
3月は初めての俳優祭!
前回は猿之助さん主催の新橋演舞場「俳優祭セカンド」の日に
偶然にも観劇予定で参加できました。
こんなに早く本家歌舞伎座に参加できるとは。
しかも猿之助さんはかぐや姫で主演(笑)
登場からライティングでらしさ満載でした。
俳優祭ならではな豪華共演。
猿之助さんが仁左衛門さん玉三郎さんの子だなんて、
その設定だけでワクワクが止まりませんでした。
猿之助さんが素で笑っているのも面白く、
勘九郎さん染五郎さんのお茶目さもたまりません。
模擬店で猿之助さん得意のお客さばきを
見ること叶わなかったのが残念でしたが、
中車さんや右團次さん右近ちゃん猿くんなどなど、
多くの役者さんが目の前で物販しているのは夢のようでした。
歌舞伎座スタッフの皆様も声を枯らして案内していて、
関わった皆様の奮闘で楽しむことができ感謝です。
また、ご縁があれば参加したいです。
ずんこさんの妹さんが一緒で倍楽しめました。
有難う。
4月の猿之助さんは本興行で今年初の歌舞伎座でした。
そのお話はまた次に。
aya。
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