三笠山御殿@歌舞伎座

こんばんは。


今日は友人と歌舞伎座幕見とランチを楽しみました。


東京遠征で観劇三昧している彼女が、

幕見で「三笠山御殿」を観るというのでついて行きました。


一緒に幕見した一年前が懐かしい。

10時から並びましたが、開演直前でもお席は少し空いていました。


二人でいると待ち時間も楽しい。

あっという間に劇場内へ。


ちなみにこの幕は、1時間53分あり長時間!

1700円です。


時蔵さんのお三輪を拝見したことがなく、

私は楽しみにしていました。


とっても無垢で可愛らしいお三輪でした!

古風な感じが、より健気で一途な感じがして、

求女を追い求める姿にキュンとしてしまいました。


官女たちのイビリがすごい(笑)

大きな屋敷に務める鬱々とした気持ちを、

ここぞと発散させてます。

生き生きしている(笑)


屋敷に人質としてやってきた鱶七にも興味津々な官女たち。

それにしても皆さんのお顔が怖かった(笑)


松緑さんの鱶七が素敵!

この方は観るたびに存在感が増していきます。

今、目が離せない役者さんです。


藤原鎌足の使者として、

敵の蘇我入鹿の屋敷にやってきた鱶七。


立派な格好をしていても漁師なので、

どこか垢抜けず荒々しく、少しお茶目な可愛らしいところがありました。


鎌足のことを「鎌どん」って(笑)


こういう粗野な感じの松緑さんが好きです。

立ち姿も人物も大きくて癒されます。


お美輪の恋のライバル橘姫は新悟さん。

ナミやサディちゃんもいいけど、

赤姫がやっぱり好きだなぁ。

久しぶりの姫姿がとても美しかったです。


モテモテの求女は松也さん。

もう理屈抜きでカッコイイ。

説得力あり過ぎです。


お三輪はさんざんイジメられ、

追掛けてきた求女にも会えず。。

橘姫と祝言を上げる様子が聞こえてくると。。


恋の炎が嫉妬の炎になります。

「凝着の相」。。時蔵さんのコラムを読むと、

今風に言えば「キレる」


そして、命を落とすのですが、

自分の血が求女の役に立つと知り喜びます。


ますます切ない。。

大人の女性になってしまった切なさを感じました。


ご馳走で登場する’豆腐買おむら’の芝翫さんも楽しく、

序盤の蘇我入鹿役の楽善さん、そして彦三郎さん坂東亀蔵さんで、

物語の壮大さを感じてワクワクしました。


上演時間が長いなぁと思っていたけど、

面白くて気になりませんでした。


観るたびに私の中で面白くなってるかも。

楽しかったです。

有難うございました。


その後は友人と「ヴォメロ」でランチ。

歌舞伎座の裏のほうにあり、

門之助さんのblogで見た友人からのリクエストでした。


ピザかパスタでセットがあり、

前菜がお写真のボリューム!


ピザもパスタもめちゃめちゃ美味しかった。

シェアして楽しみました。

お値段もお手頃です。


13時過ぎに行くと、すぐに座れました。

お勧めです。


同世代の友人からは元気をもらえます。

また会いましょう。

ありがとう。

aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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