新しい歌舞伎の形。
こんばんは。
もうすぐ立秋なのにこの酷暑。
歌舞伎座の納涼歌舞伎が待ちどおしいです。
猿之助さんは、昨日でNARUTOは少しお休み。
弥次喜多のお稽古に専念でしょうか。
次の出演は9日です。
★内容に少し触れますのでご注意ください。
NARUTOを拝見し、
猿之助さんを側で観たくなり。。
下界に下りることにしました!
猿之助さんが今回の新作のために、
体を張ってあんなことこんなことをしているのを見たら、
私も頑張りたくなった(笑)
立ち廻りがすごくエキサイティングだったので、
これも側で観てみたくなりました。
私は小学生の頃、時代劇の忍者が大好きでした。
その思い出が甦ってきました。
アクションチームの皆様は、
現代の忍者!というくらいワクワクさせてくれました。
そして昨日も書きましたが、
言葉が聞き取りづらかった箇所が多かったので、
セリフを楽しみたいと思う。
写真のとおり、二階の右側に座りました。
ワンピースや阿弖流為のほうが大音量だったのに。
声を出す向きやスピーカーの位置もあるのかもしれません。
私の位置からは附け打ちさんや太夫さんが見えません。
その代わりにモニターがあるので、
見切れてしまう役者さん方はモニターを通して見ることができます。
ですが、花道はバッチリ見えます。
隼人さん巳之助さんは花道を多用しますので楽しめました。
隼人さんが花道を駆け抜ける姿は必見です。
猿之助さんも花道に二度ほどきたかな。
出番もセリフも多いので、しつこいですが見応えあります。
どちらかというと下手側(花道側)に立つことが多かったです。
あああ、一階席で観る日が楽しみすぎます(笑)
私には珍しく筋書を購入しました。
1600円でした。
初演時のものは貴重かと。
主な出演者のコメントを読みながら余韻に浸っています。
また、改めてメディアの巳之助さん隼人さんのインタビュー記事を読んでみました。
何せ私は猿之助さんのもの以外あまり読まない(笑)
で、なるほどと思ったしだいです。
「新しい歌舞伎の形を残していきたい」
観た今だからこそ二人の想いが少しだけピンときた。
自分たちが努力をして、
ゆくゆくはNARUTOも歌舞伎も知らない人に足を運んでもらいたい、とも。
二人が言う’新しい歌舞伎の形’ははっきりわかりませんが、
初日の空気感は私が経験したことがない光景でした。
ワンピース初演時の初日は、
歌舞伎ファンがほとんどだったと思う。
季節も秋だったことから一階席は初日らしく着物率が高い、
また年齢層も高く。。
拍手のタイミングもここぞという時にバッチリ合っていました。
チームかと思うくらいでした(笑)
NARUTO初日は進化していました。
上から見た感じでは、一階席前方は歌舞伎ファンのようでした。
でも会場全体を見るといつもと様子が少し違い、若い人が多かった。
拍手も、反応もそれぞれ。
見得の時もフライング気味で。。
個人的には、役者さんキマル→大向う→拍手
みたいな感じが好きなのでムズムズしちゃうのですよね(笑)
隼人さんファンの反応、巳之助さんファンの反応が、
それぞれすっごくわかりやすかったのも面白かったです。
私は天邪鬼なので(笑)
負けずに!?猿之助さんの時は大きく応援しましたけど。
これはワンピースの成果なのかもしれない。
そして、この客層だけとっても、
新しい歌舞伎の形が出来つつあるのかもしれないと感じました。
また、巳之助さんはインタビューで、
「今回の『NARUTO -ナルト-』は2.5次元ではなく、
新作歌舞伎として上演します。。」
この作品を観て、2.5次元と言う人がいたらそれは違うのです。
スーパー歌舞伎とも全然違う。
歌舞伎なのです。
どう楽しむかはその人しだいですし、
そういう議論に興味はありません。
でも、私は近年の新作歌舞伎の中で、
一番面白く、傾いている作品だと思いました。
六方があったら最高に嬉しかったかなぁ。。
そこだけ。
ラストが希望に満ちているのも好きです。
猿之助さんも喜んでいるかな。。
13日からはイヤホンガイドも入るそうです。
ガイドは天野ひろゆきさん。
声優さん方も登場するとか。
聞いてみたいな。
初演はこの時しかありません。
叶う方は是非。
aya。
2コメント
2018.08.05 22:57
2018.08.05 17:32