ラスト弥次喜多 1

こんばんは。


先ほど放送の「ワンピース エピソードオブ空島」

猿之助さんがガンフォールの声を担当していました。


アニメから猿之助さんの声が聞こえるのは不思議な感覚です。

ガンフォールがどんなお顔だかよく知らなかったのですが、

やはり声でわかりますね(笑)


ガンフォールは哀愁があって素敵でした。



さて、納涼歌舞伎はあと2日です。

私は先日見納めました。


三作目になる弥次喜多は、

深く考えずに楽しむサイコーにバカバカしい芝居だけど、

愛情たっぷりで、その真剣さに何だか泣きながら笑ってしまう。


歌舞伎座売店では「スーパータンバリン」の販売も!

写真はワンピースの時のものですが、

先日、歌舞伎座で確認しました(笑)


何故なら4人宙乗りで、

染五郎くん團子くんが持っているからです。


客席で鳴らしてほしいのか、

猿之助さんの真意はさだかではありませんけど、

売っているということはそれも視野に入っているのかな。

恐るべし(笑)


★内容に触れますのでご注意を。

猿之助さんに特化しています。



約10日ぶりに観た弥次喜多は進化していました。


幕開きはいきなり猿之助喜多さんのお葬式から始まります。

舞台中央にある大きな遺影を見ると少し心が痛いけど。。


前作の登場人物たちなどが悲しんでいます。

幸四郎弥次さんは大泣きしています。

「ぎださぁ~ん」


梵太郎政之助が「喜多さんはどうせ地獄行き」と言うと、

弥次さんも「地獄へ行く~」泣きどおしです。


花道から獅童さん七之助さん中車さんが前作のお役で登場します。

喜多さんのお葬式に参列するためです。

中車さんの釜桐左衛門にお客がかなり湧いていました。


で、そこからは怒涛の早替り!

しばらくすると三人は違う役でまた揚幕から登場します。

その速さったらすごい(笑)


すぐに上手からはける。

また違う役で揚幕から登場。

このお三方はどれだけのっけから走らされてるの(笑)


その後も花魁道中に違う役でさり気なく参加していたり、

喜多さんの死んだ家族の幽霊として’顔ハメパネル’で登場したり、

怪しい三人が四十七士の亡霊だった、とか。


おそらく6役しているかと。。

三人のキャラが濃過ぎするのか。。

いやいやアピールが上手いから、

全部が同じ三人だというのがしっかりわかるところが面白いです。


早替りは鮮やかなだけではだめで、

一人が全部していることがお客に伝わることが大事です。


猿之助さんがこの数の早替りを三人にさせたことが面白いなぁと。

ここまでくると、おもだか屋の芸ですよね。


猿之助さんにしてほしいのはやまやまなのですが、

花魁との早替りをしてくださっているだけで本当に嬉しい。


舞台復帰してから初の早替り。

裏を走っているだろうし、花魁の鬘も衣裳も重いはず。


劇場掛け持ちをしている今月にぶつけなくても。。

と余計な心配をしてしまう。


猿之助さんはファンが喜ぶことをどうしてこんなにわかるのか。

滅多にない花魁姿。高下駄をはいてる。

目の当たりにして、こんなにも心ときめくとは。


幸四郎さんが御園座の襲名公演でなさった「籠釣瓶花街酔醒」

そのパロディを持ってくるなんてすごい。


八ッ橋を思う猿之助花魁の笑みは絶品。

瞬間に惚れて発するセリフは本気モードの幸四郎さんで得した気分です。


禿たちの低い声の「あーい」はサイコーに笑えます。

きっともう二度と聞くことはないかも。


猿之助さんは揚幕からはけたら、

今度は舞台から喜多さんで登場します。


その後の座敷の場面ではまた花魁。

ここで花魁に惚れた弥次さんのセクハラがひどい(笑)


前回よりお触りがエスカレートしてます!

さすがの猿之助さんも笑ってしまう大胆さ。

いちゃいちゃし過ぎです!(笑)


かと思ったら後ろで、

遣手婆の中車さんと女将の米吉さんが、

染五郎さんの取り合いしてるし。


あぁでもこの場面、

猿之助さんの愛想尽かしが見られるのが幸せでした。

かっこいい。


この後に総勢40名以上での’だんまり’

このだんまり最中にも猿之助さんが花魁から喜多さんへ。

獅童さん方、三人も替わります。


もう目が足りないから

猿之助さんだけを追っていると仕組みがわかりました。


私のまわりの方は???という方が多く、

早替りに気づかず「何で?」と声に出している方もいました。


そして、1作目で登場した川の風景。

ここで白塗り船頭の猿三郎さんが!

とても粋でカッコイイ。


定員オーバーで弥次さんだけ船に乗れず、

後からきた船にのると、

それは三人の四十七士の亡霊たちの船でした。


地獄に行きたいと叫ぶ弥次さんの後をつけて、

地獄に引きずり込んでやろうと機会を狙っていました。


そのワナにかかり、

幽霊として一緒に船にのった喜多さんも一緒に地獄行き(笑)



地獄では宴が始まっていました。


獅童さん七之助さん中車さんはここまでの出演です。

地獄のシーンからは新たに若手役者たちが大勢登場します。



続く。




aya。



aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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