橋之助さんの夜話。

こんばんは。


今日は友人たちと歌舞伎座ギャラリーへ。

橋之助さんの歌舞伎夜話に行ってまいりました。


久しぶりの夜話参戦です。

独特で濃密な空気感があります。


トークの内容は参加した人たちだけの宝物なので、

少しだけ雰囲気のおすそ分けです。


実は私、何年か前に橋之助さんの人生初のトークショーに参加しています。

まだ本名の国生時代です。


その時もお話が上手だなぁと思いました。

偉そうな言い方ですが、

さらにトークに磨きがかかり、

襲名を経てものすごく大人になった感じでした。


登場のかっこいいこと!

いつの間にこんなに素敵な男性になったのでしょう。

会場に若い女性が多いのが納得(笑)


襲名公演を振り返るお話では、

大役が続き、全てのお役が印象に残っているとおっしゃっていました。


それでも、中でも梅王丸は嬉しかったと。

スチール写真撮りでは、

ご指導いただいた吉右衛門さんが隈を取ってくださったそう。

とても緊張したそうです。


7月の兄弟の’棒しばり’はケンカしながらお稽古したとか、

本番のハプニングのことなども面白かった。


襲名時は大役をさせてもらえるけど、

襲名興行が終わるとお役は自分しだい。

これからが’橋之助のスタート’と思っていると真剣です。


仁左衛門さん梅玉さんなど雲の上の方々のことから、

身近な先輩、後輩のことまで。


橋之助さんは愛されているのだなあと感じました。

そして、それに素直に応えようとしている姿勢も素敵でした。


先月の納涼歌舞伎の話も興味深く、

今月の秀山祭に初出演で感激していることも。


来月の国立劇場での公演「通し狂言 平家女護島」のお話は、

かなり力が入っていました。


丹左衛門を演じることが幸せそう。

大好きな梅玉さんに教わることも楽しみ、と。


お父様の芝翫さんが「オセロー」に出演中とあり、

橋之助さんが国立劇場側と話を進めることが多いともおっしゃっていて、

大詰の場面は、ご自分のアイデアを制作側に無理を言って通してもらったようです。

観てのお楽しみだそうです。


通し狂言として上演することによって、

俊寛の場面には登場しない人物が登場してくるのも面白いし、

通して上演されない意味もわかると思う、と。


とにかく今月歌舞伎座とはひと味違った楽しみがあるようです。


そして、12月は現代劇に初挑戦!

「オイディプスREXXX」


幸四郎さんや猿之助さんなど、

歌舞伎以外で活躍する先輩方と接して、

その引き出しの多さに憧れて、自分もそうなりたい、と。


すると、このお芝居を演出する杉原邦生さんが席にいるではないですか(笑)

最初は気がつかなかった橋之助さん。

戸部さんに言われてびっくりしていました。


せっかくなので、と戸部さんが杉原さんから内容を突然言わせた(笑)


私は勉強不足で知りませんでしたが、

母と息子の近親相姦の話だそうな。。。。


杉原さんいわく、野村萬斎さんをはじめ、

ベテラン俳優が演じるイメージが大きいオイディプス王を、

是非若い役者さんにやってほしいと思ったそう。

そのほうがストーリー的にしっくりくるのではないかと。


で、橋之助さんが突然、お手洗いに行ってもいいかと言い出し(笑)

その間を杉原さんが舞台に上がり繋ぐことになりました。


自己紹介から入り、面白かった(笑)

猿之助ファンにはお顔も馴染みの杉原さんです。


ワンピースの演出助手を務め、

弥次喜多では三作とも構成として関わり、

戸部さんともすっかりいいコンビ感が出ています。

漫才かと思った(笑)


無事に橋之助さんが戻り、ラストは質問コーナー。

慎重に、だけどバンバン答えまくっていました。


新コーナー!?前回から始まった壁にサインをするセレモニー。

ど真ん中に笑三郎さんのサインがありました。


その場で書いて恒例の記念撮影です。



勘九郎さんが大好きでずっと目標にしてきたし、今もそう。

そして何十年か後に、父や祖父のようになりたい。


側にいるだけで心和ませてくれる人ように、

まわりの人を幸せオーラで包める人になりたい。

一歩一歩確実に歩んで行きたい。


とても頼もしく清々しく。

その姿はすでにレノアハピネスでした(笑)



楽しい時間を有難うございました。

力をいただきました。



aya。



aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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