阿古屋@歌舞伎座
こんばんは。
今日から仕事が佳境に入っています。
その前に昨日は何も予定を入れていない休日でした。
普段、少しだけ糖質を気にしています。
外食が多いので、
家ではパンや白米、麺類を食べません。
でもお休みの日は自分を甘やかし、
大好きなパンやスイーツをいただきます。
昨晩は土鍋でご飯を炊いてみました。
この時期はたまらなく美味しく思えます。
危ない、危ない(笑)
さて、歌舞伎座夜の部「阿古屋」のお話。
玉三郎さんの阿古屋で拝見しました。
三回目になります。
私自身が年を重ねたからか、
何だかとても新鮮でドラマティックな印象です。
昔は、玉三郎さんのお衣装が素敵、演奏がすごい、
岩永の人形振りが面白い、などなど。
観るもの聞くものが楽しかったのです。
歌舞伎座で観た時などは世界観に圧倒されました。
今回は玉三郎さんの阿古屋が生々しく、
人として、女性として。。
素直に’かっこいい’と思いました。
美貌と才が圧倒的。
さすが平家の景清が愛した人。
阿古屋を観ていると景清という人の大きさが見えてきます。
景清の行方を尋問され、
知らないものは知らないという態度も凛としています。
身重の体で、
景清にそっけないひと言を言われ、
別れてからそのまま。
阿古屋の心を試す三曲。
琴、三味線、胡弓。
どれも今までより短く感じました。
思いを馳せ、恋しさ、憂いを感じます。
阿古屋を尋問する秩父庄司重忠役の彦三郎さんが、
この上なくカッコいい!
姿形はもちろんだけど、
情ある裁きがあたたかく、心に惚れる(笑)
拷問をして白状させたい岩永左衛門。
赤っ面で動きは人形振りです。
言葉は全部、義太夫の語りになります。
松緑さんが演じています。
本当に人形のよう。
ユーモラスな動きもあり楽しいです。
岩永が人形振りであることによって、
世界観がファンタジーにも感じてくるのは私だけでしょうか。
ちょっと異質な空間になるというか。
歌舞伎にしかできない空間。
それぞれにユニークなお顔をした竹田奴が、
奇声を上げて飛び跳ねながら登場するのも、
何だかファンタジー感があるし(笑)
今までで一番面白かった阿古屋でした。
玉三郎さんは奇跡の人なのだと思う。
今、この阿古屋が当たり前と思っている自分が怖い。
この後、梅枝さんversionを拝見します。
玉三郎さんの岩永もドキドキします。
初めて玉三郎さん以外の方がなさる阿古屋を観て、
私はどんなふうに思うのでしょうか。
今年ラストの観劇が近づいてきました。
aya。
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