浅草から歌舞伎座。
こんばんは。
今日は歌舞伎三昧でした。
まずは浅草歌舞伎第一部を楽しみました。
松也さんの義賢最期がお目当てでした。
仁左衛門さんに教わったということですが、
少し面影はあったものの、
中日を迎えて、すでに松也さんテイストの義賢という印象です。
ダイナミックで、メリハリあって、声もいい。
ラストの立廻りは劇団☆新感線か!とツッコミたくなるほど(笑)
キレキレでかっこよくて。
お客もかなり盛り上がっていて、
前のめりでした。
私が好きな時代味や’おおらかさ’は、
残念ながらなかったけれど、
もし現代に義賢がいたら、
ああいう人物だったかもしれない、と面白くなってしまった。
また、それよりびっくりしたのが初見の「芋掘長者」
観たことがあるかと思ったら無かった(笑)
巳之助さんの踊りは、
観ると幸せな気分にさせてくれますね。
芋堀の踊りが楽しくて、
姫が惚れてしまうのがわかる。
巳之助さんも進化したのだなぁ。
第一部は三つ目でやっと登場することもあり、
ひときわ大きな拍手が起こっていました。
感想はまた書きたいと思います。
外へ出ると雨!
14:30前に終演になったので時間に余裕ができました。
あんなに延びていたのに、すごく縮まりました。
並びの喫茶店「アンヂェラス」で雨宿り。
店名のアンヂェラスのケーキが大好きです。
バタークリームのケーキはやはりここが一番。
そして、友人と歌舞伎座夜の部へ。
猿之助さんの紅長は、
いつもどおり中日は少し落ち着いてきた。
今日の幸四郎さんの反撃はお見事でした(笑)
ああいうわちゃわちゃできる関係いいなぁと羨ましい。
でも、やっぱりジェラシー(笑)
竹三郎さんの休演は寂しいです。
代わって務めるのは梅花さん。
安定感がすごい。
竹三郎さんとは雰囲気やテイストが違うので、
二つのバージョンが楽しめた感がありました。
梅花さんも可笑し味あります。
お二人が変わらないのは時代味。
いらっしゃるだけでタイムスリップします。
火の見櫓の場で、
お七の頭に手拭いをかけてあげるところが好きです。
見ていたら竹三郎さんを思い出しました。
休演する前の日を観劇していました。
お七に手拭いをかけ、
自分は前掛けを頭に乗せるのですが、
半分めくれたままになっていました。
すると七之助さんがそっと近づいて、
竹三郎さんの頭の前掛けをさりげなく直してあげたのです。
とてもほっこりする場面でした。
梅花さんもとても優しい。
そして、前掛けの紐をアゴの下で割ときつく結ぶのか、
お顔にぴちっとくっついてビジュアルが可愛くてツボでした。
お茶目なの(笑)
七之助さんのお七がまだまだ進化しています。
今日は、幼い感じなのにとても艶やかでした。
人形振りの進化もすごい。
踊りの印象が違ってしまうくらい全体がドラマティック。
人形振りが終わり、花道七三で、
グッと櫓を見上げる表情に胸が熱くなりました。
初めて夜の部を観た友人も大興奮でした。
一日中、楽しかったです。
歌舞伎にパワーをいただきました。
有難うございました。
aya。
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