歌舞伎からの講談。
歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」
新春浅草歌舞伎
大阪松竹座「壽 初春大歌舞伎」
本日千穐楽おめでとうございます。
明日は新橋演舞場、国立大劇場が千穐楽を迎えます。
新年最初の歌舞伎公演が結びです。
私は昨日、ひと足先に観劇納めでした。
歌舞伎座夜の部を友人と二階席から楽しみました。
夜の部は毎週観ていました。
初日から一つとして同じ芝居はなく、
新しい発見にワクワクしっぱなしでした。
猿之助さんの紅長さんは、
だんだんキュートになり、仕草が可愛らしくなっていきました。
八百屋お七の大ファン!
お七を目の前にすると自然と目尻が下がる(笑)
私も猿之助さんを見ると笑顔になりますから気持ちはわかる。
幸四郎さん七之助さんと三人で一緒とは珍しいので、
猿之助さんが嬉しそうに見えて仕方がなく、
特に幸四郎さんとのイチャイチャぶりはジェラシーでした(笑)
昨日は登場からすっごく元気な紅長さんでした。
きっと紅長さんが行くところ行くところ、
楽しいことが起こるのだろうな、と思うし、
まわりから慕われているのが伝わります。
アドリブ場面は、
猿之助さんの得意の’幸四郎さんはおっさん’ネタはなくて、
「お七どのぉ~」の後にのっけからソルマックを出してきた!
受け取った幸四郎さんはくるくると本当にフタを開けて、
グビグビ飲んで「(ゴクン)、はぁ~~~」
で、飲んじゃった自分にハッとする(笑)
猿之助さんすかさずツッコミ、
後ろからお白湯らしきものを持ってきて渡すけど、
それもグビグビ飲んで「(ゴクン)、はぁ~~」
で、ハッとする。
その間、わざとなのか、七之助さんがお顔を隠していて見えない。
笑ってたのかなぁと妄想しました。
私が観た中で、一番の長丁場だったかも。
40過ぎのオッサン同士。。。
でも少年なんだな。
お土砂をかける時に片足をお茶目に上げるのも可愛い。
また紅長さんに会いたい。
松江さんの時事ネタも観るたびに面白かった。
それは、テンポとスピードがアップし、
全体的にさらりとしているからだと思う。
これがまったりしていると、
ネタの応酬や鸚鵡返しが楽しくないように思います。
猿之助さんのストーリーの運びが小気味よいから、
スッキリ面白い余韻なのだと改めて感じました。
一か月間、とても楽しく過ごせました。
有難うございました。
夜の部の後は、
友人とそのまま歌舞伎座ギャラリーへ。
「第六回ぎんざ木挽亭 神田松之丞の会」
講談初めての友人はワクワク。
私は二回目です。
21:15~行われるこの会は大人ムード。
学生っぽい人はほぼいなくて、
社会人の老若男女が大集結した感じ。
今回、聞きたいなぁと思った訳は、
「番町皿屋敷」「南部坂雪別れ」という
興味ある二つのお話だったからです。
ぎんざ木挽亭は、歌舞伎の演目と関わりある話というのが好き。
松之丞さんからは吉右衛門さんや猿翁さんの名前が飛び出し、
歌舞伎ファンの私にとっては嬉しいかぎり。
番町~は、今月の浅草歌舞伎でかかっていました。
南部坂~は、旧歌舞伎座’さよなら公演’で観て感動した思い出の演目です。
大石内蔵助は團十郎さん。
瑤泉院は、先代芝翫さんでした。
その時以来、歌舞伎では上演されていません。
BSで放送された時代劇俳優さんの南部坂もよかった。
二つともに歌舞伎と講談で違いがあるので、
それも楽しみにしていました。
そして、どちらも大満足でした。
ゲストの神田京子さんが素敵で、
怪談話の番町~なんだけど、
独特の美学みたいなものを感じました。
お二人の講談の感想はこの後に書き残していきます。
歌舞伎は猿之助さんの紅長で締めることができ幸せです。
有難うございました。
そうそう、歌舞伎座ギャラリーには、
中車さんが弥次喜多で演じた釜桐左衛門のお衣装やイスがありました(笑)
写真撮影しませんでしたが、
「あらしのよるに」がぶ&めいのお衣装もあります。
楽しい一日でした。
aya。
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