偶数奇数。
歌舞伎座「三月大歌舞伎」
初日おめでとうございます!
昼の部の猿之助さんは、
三つ目「傾城反魂香」の後半’土佐将監閑居の場’に登場します。
ちなみに前半の’近江国高嶋館の場’はあまりかからないので、
私も久しぶりです。
よく見ると’三代猿之助四十八撰の内’と書いてあります。
序幕のことだけなのかな。。
おもだか屋の型で行われるということなのかな。。
これは一か月かけて知ることができたらと思っています。
夜の部三つの演目中の二つが、
ダブルキャストという心憎い趣向です。
そうくるとは思わず休みの調整ができないまま突入(笑)
初日の今日は3日奇数です。
「雷船頭」は偶数奇数日で2version!
明日は女船頭の猿之助さんの登場です。
雷は弘太郎さん。
雷さんが落ちてきて、女船頭と踊るらしい。
おもだか屋一門の底力で魅せてほしいです。
偶数日は幸四郎さんの立役の船頭になり、
雷は鷹之資さん。
どんな趣向でくるのかとてもワクワクしています。
まったく違うと面白いなぁ。
そして、初日の弁天小僧は幸四郎さん!
4日の偶数日に猿之助弁天の初日です。
先ほど上演時間が発表になりました。
何で終演時間が5分違うの(笑)
同じストーリーなはずなのに、
このお二人、また何か企んでいるのでしょうか???
猿之助弁天のほうが5分長いのですけど。。
個人的には5分でも長いほうが嬉しい(笑)
両方観ないと謎はわかりませんね。
幸四郎さんはどなたに教わった弁天なのかわかりませんが、
猿之助さんは猿翁さんに教わっています。
ポスターのビジュアルから違うのが面白いですね。
傷の向きとか刺青とか。
それぞれであろう弁天を
どんなふうに感じるのかも楽しみです。
最近、どちらの弁天小僧を観たらいいの?と
よく聞かれます。
もちろん両方!!!なのです!
猿之助さんの女船頭の舞踊はいいに決まっています!
幸四郎さんの弁天小僧も滅多にないので必見です!
猿之助弁天の時は、悪事の相棒が幸四郎さんです。
このペアは偶数日のみで、奇数日に役が逆になりません。
幸四郎さんの時は猿弥さんです。
今月は’稲瀬川勢揃い’までありますので、
白浪五人男が勢ぞろいして名乗りをあげます。
ワンピース歌舞伎で麦わらの一味が名乗りをあげる場面。
もとになったのがこのシーンです。
やっと猿之助さんの本家の名乗りが聞けます(笑)
5人の中に白鸚さん幸四郎さん猿之助さんが揃うのは、
偶数の猿之助弁天の日だけです。
でもこれが歌舞伎の醍醐味の一つなのです。
歌舞伎の面白さをすごく感じてもらえるのではないでしょうか。
一つのお役を違う役者が演じること。
家の型を繋いできた歌舞伎役者さんの
それぞれのカラーで芝居が染まります。
ああ、そんなに難しく考えずに、
何だか違って面白い!それでいいと思います。
10人いれば10通りの見方があります。
私には私の楽しみ方がある。
ダブルキャストなので、
猿之助さんは飽きずに新鮮な気持ちを保っているのかな。。。
とか妄想するのです(笑)
もうすぐ幕が開きます。
全員で無事に千穐楽まで走り続けてください。
応援しています。
aya。
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