繋いだ手から。
歌舞伎座昼夜通しで観たのに全く疲れていません!
猿之助さんの弁天小僧初日に合わせて行ってきました。
全部面白かったです!
実は、昼の部は猿之助さんの登場まで時間がかかるので、
気持ちが持つかなぁと心配していました。
なんのなんの!おもだか屋祭ではないですか!
「女鳴神」の幕開きから猿三郎さん猿四郎さんで笑える(笑)
と言っては失礼なのですが、かなり場を持っていきます。
もとの鳴神を知らなくても大丈夫です。
思いっきり楽しんでください(笑)
おもだか屋祭のお話はまた後日に。
一門の皆様のお陰でテンションMaxで吃又へ突入できました。
猿之助さんのおとくを初めて観ました。
とても衝撃でした。
溢れんばかりの愛情で。
以前、教えていただいた先代雀右衛門さんのおとくを観て、
そう感じ、少しでも近づきたいと言っていました。
意味がわかった気がします。
今まで’おとく’はもっと勝気な女性だと思っていました。
猿之助さんは自然で、
角がなく控えめで、優しくて、女神のよう。
又平の心の動きに呼応して
一喜一憂する様子に感動が止まりませんでした。
愛情とは、相手を思いやる心なのだなぁ。
又平の白鸚さんと手を繋いでいる姿が忘れられません。
心と心が結ばれるように優しく繋がっている手。
溢れんばかりの愛情がこぼれ落ちないように、
しっかりと繋がっていました。
二人の手が触れる場面が何度もあります。
私はその度に涙が止まらなかった。
猿之助さんはいつからこんなお芝居をするようになったのだろう。
ご本人は思っていないと思うけど、
やはりワンピース以降で変わった。
おとくは当たり役になりますね。
又平役より断然おとくだと信じてます。
今月、大勢の方に観てほしいです。
そして、猿之助弁天!
しつこいですが。。。
幸四郎南郷と仲良すぎてジェラシーなんですけど。
やっと観ることが叶った猿之助さんの弁天小僧!
女装して登場してきた時の可愛さったらありません。
「知らざあ言って聞かせやしょう」
きたーッ!
久しぶりの黙阿弥のガッツリ七五調は新鮮。
猿之助さんのこんなお役が観たかった。
可愛らしい中性的な男の子。
正体がバレた時のたっぷり加減はおもだか屋らしい。
男女の切り替えがパッカリというより、
あ~バレちゃった~とやんちゃな男の子に戻る感じでした。
ここは幸四郎弁天が気になるところです。
で、けっこう南郷に甘えるんですよね(笑)
どういうこと?
今までの音羽屋の時は全くなかった要素。
猿之助弁天は「南郷」と呼んでいたし、
付き合ってるの?好きなの?
どう見ても弁天が南郷のことを好きに見えるのだけど。
何だかジェラシー。。。
幸四郎弁天の時は南郷は猿弥さんだから。。。
きっと全く違う芝居になっていると想像します。
おもだか屋の型なのかな。。
とても艶やかでびっくりな弁天でした。
こんな弁天小僧は猿之助さんだけだと思う。
皆様、必見です!
大詰は白浪五人男の勢揃い。
この中に猿之助さんがいるだけで嬉しい。
全体通して言葉も確実に聞こえて、
丁寧に演じていたのにも感動しました。
これは幸四郎弁天と両方観たほうが面白い。
確信しました。
幸せな一日を有難うございます。
ゆっくり綴っていきます。
aya。
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