幕見で雷船頭。
こんばんは。
今日は仕事帰りに幕見してきました!
奇数日の観劇はまだ先なので、
いてもたってもいられず(笑)
行ってよかったです!
猿之助さんの女方の真骨頂!
あの心憎いまでの色っぽい艶やかな立ち姿!
悪婆の’土手のお六’を彷彿とさせます。
一筋縄ではいかない、触ると火傷をしそうな。。
時々するいたずらな目の表情や微笑みにやられます(笑)
これぞ猿之助さんなのです。
年を重ねてますます魅力的になったと思いました。
奇数日の「雷船頭」は猿之助さんが女船頭で踊ります。
約18分の常磐津の舞踊劇です。
偶数日は幸四郎さんが躍る立役の船頭。
先日拝見しました。
この二人だから叶った趣向だと思っています。
それぞれが得意とする分野で変えてきた!
同じ雷船頭なのに、
全く違う趣向なことにびっくりです。
予想を遥かに超えていました。
やっぱり二人が考えることは面白いな。
雷船頭の幕見チケットの発売は16:45~
歌舞伎座に到着したら30分以上過ぎていましたが、
まだ30番台でした。
それがどんどん増えて、
開演する頃にはほぼ席が埋まっている感じでした。
短い時間の舞踊なので外国の方も多かったです。
毎年の傾向を考えると、
春は外国の方が増えるので幕見は混雑してくると思います。
私は今月後半が忙しいので、
前半に観ていきたいと計画しています。
★内容に触れますのでご注意ください。
女船頭が休んでいると、空から雷が落ちてくる(笑)
雷役は弘太郎さん。
猿之助さん弘太郎さんのコンビはもう知れたもの。
だから息もぴったりで楽しい。
弘太郎さんの雷の扮装が面白くて可愛らしい。
コミカルな仕草は、お客のツボを心得ていて上手いです。
空に戻りたくてぴょんぴょん跳ねたりしてます(笑)
女船頭の猿之助さんの踊りは言わずもがな。
これは観てほしい。
ますます色気が増してません?(笑)
幕見席からでもドキドキしちゃいました。
酔っぱらった仕草も綺麗だし、
クールビューティな微笑みも健在です。
幸四郎さんversionと違うのは、
猿之助さんのほうには立廻りがあること。
ラスト、雷くんがはけてから、
大勢が登場して猿之助さんとの華やかな、おもだか屋らしい立廻りです。
このシーンは舞台全体を見て楽しむのもいい。
幕見で観る役者さん方のフォーメーションが綺麗でした。
大勢が持つ傘と猿之助さんの傘の柄が違うのも粋。
颯爽と花道を引っ込む猿之助さんのカッコイイこと!
猿之助さんをもっと乗せたいなぁ。
ノリノリになったところをこの舞踊で見てみたい。
雷船頭の幕見代は600円!
短いですが大満足です。
叶う方はお仕事帰りにふらっとどうぞ。
疲れが吹き飛びました。
有難うございました。
aya。
0コメント