幸四郎さんで雷船頭。

こんばんは。


花粉症と戦いながら、

確定申告とも格闘中です。


こうして書いている時間でリフレッシュしています。

まもなくまた猿之助弁天を観るので、

それを楽しみに頑張っています。



さて、歌舞伎座のお話の続きです。


今月の夜の部は、奇数日偶数日で趣向が変わります。

二つ目の「雷船頭」は両日を拝見しました。


偶数日の幸四郎さんが船頭の時の感想を残しておきます。


★内容に触れますのでご注意ください。




約18分の常磐津の舞踊劇です。

奇数日の猿之助さんは女方の船頭で踊ります。

先日そのことは書きました。


幸四郎さんは立役で踊ります。


舞台がパッと明るくなると、そこに幸四郎さんが!

船頭姿のなんと素敵なこと!


こんな幸四郎さんは久しぶりかもしれない。

大人の色気があり、とってもセクシー(笑)

お衣装のはだけ加減が絶妙だし。。


息子さんの染五郎くんが美男子なら、

父は、水も滴るいい男。


昼の部も二枚目役ですが、

こちらは少しテイストが違ったワイルドな感じの江戸っ子。


惜しげもなく見せる鍛え上げられた足は芸術的。

過去に拝見した激しい立廻りなどを思い出しました。


踊りは思いのほか柔らかく、

そして解りやすくて面白かったです。


空から落ちてくる雷は鷹之資さん。

幸四郎さんとお似合いのペアではないでしょうか。


粋な船頭と対照的で、

キャラクターがコミカルで弱弱しい感じ。


鬼のような容姿なので、もとのお顔がわからない状態です。

鷹之資さんの踊りは観ていると何だかウキウキします。


後見が段之さんだったのは新鮮でした。

それだけで私的には安心感を感じます。


猿之助さんのほうは立廻りがあります。

先代も女方で踊って立廻りがあったようです。


幸四郎さんのほうにはありません。

ずっと雷くんと二人。


その代わり、途中でひょっとこのお面をつけて踊る場面があります。

お面をつけて女性の振りで踊る幸四郎さんはしなやかでした。


雷くんと仲良くなって二人で船に乗り舞台上で幕。


猿之助さんのほうは、

立廻りの前に雷くんははけてしまい、

一人で花道を引っ込みます。


おもだか屋は派手だな(笑)


一つの舞踊で違う演出でくるなんて心憎い。

これはきっと幸四郎さん猿之助さんだから実現したのだと思う。


叶うなら二つを比べてみてほしい。

こんなに面白いと想像していませんでした。


こうなると猿之助さんの立役の船頭も見たくなるけど(笑)

絶対にかっこいいと思う。


妄想はつきません。

ちなみに幕見席ですと雷船頭は600円です。

また幕見もしたいな。


楽しかったです。

有難うございました。




aya。




aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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