偶数日千穐楽。
こんばんは。
歌舞伎座「三月大歌舞伎」
偶数日、猿之助さんの弁天小僧の千穐楽でした。
仕事を早送りで終わらせ幕見へ向かいました。
チケット発売時間の1時間以上前に着いたけど、
なんとすでに前の雷船頭から弁天まで全て立ち見になっていました。
雷船頭から観ても立ち見が決定であれば、
仕事でちょっぴり疲れているし、
入口で座って待とうと思いました。
それでも何だか清々しく(笑)
猿之助弁天のラストが大盛況なのがとても嬉しい。
4階の幕見席から見る客席は、
ほぼ埋まっていて良い眺めでした。
猿之助さんの弁天小僧は初日からかなりの進化を遂げました。
可愛らしいやんちゃな弁天から、
生命力の強い、ものすごくカッコいい、
でも少しめんどくさい江戸っ子感が魅力的な弁天になったと思う。
正体がバレて顔を上げる時の表情のインパクト!
これがおもだか屋なのだとワクワクしました。
七五調のセリフは今日が一番心地よかった。
力が入り過ぎず、抑揚があり、
かつ猿之助さんらしい間の取り方でお客を引き込んでいました。
キセルの扱いが滑らかだし、全ての体の形が美しい。
どこを切り取っても絵のようにキマッていました。
中性的なところは、
セリフ回しや声のトーンで表していた頃と違い、
その形やちょっとした仕草に変わっていったと思うのですが。。
そして、引っ込みの南郷とのやり取りのひと言に集約させてる。
猿之助さんの進化を私なりに感じることができて、
とても面白かったです。
幸四郎さんの南郷とのやり取りがどんどん自然になって好きでした。
幸四郎南郷あっての猿之助弁天だったと思う。
猿之助さんの演技を受けてなのかわかりませんが、
南郷もどんどん進化していました。
さらに、幸四郎さんの弁天あっての猿之助弁天でした。
二人の弁天だったからこそ面白かったのだと。
二人の関係はジェラシーだけど(笑)
もう今月は、降参!
6月7月が楽しみでなりません。
勢揃いでの猿之助さんの名乗り。
良い声が幕見まで響きました。
見得の美しさは目に焼き付けました。
楽しい一か月間を有難う。
私は今日で見納めです。
明日の千穐楽が盛況でありますよう祈っています。
有難うございました。
aya。
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