ここちいい音。

こんばんは。


やっぱり観たくて。。

また仕事帰りに幕見席で黒塚を楽しんできました。


曲が脳と体にいいから(笑)

ちょっぴりお疲れモードでしたが、

猿之助さんに元気をいただきたかったのはもちろん、

曲に癒されたかったのです。


金曜だからか、

一昨日と同じ時間に行ったのに、

番号が40番近く後ろになってびっくり。


舞踊はお手軽な料金と時間で観劇できることから外国の方にも人気です。

かなり大勢の方がいらっしゃいました。


開演時間には立ち見の案内になっていました。

この盛況は嬉しいです。


でも。。今月の歌舞伎座の指定席は空席が多く残念です。

サイトで一階席前方が空いているとポチッとしたくなります。


けど我慢。

庶民な私は何度でも黒塚が観たいのです。



尺八の演奏は藤原道山さんでした。

今日が初日だったそうです。


出演日は限られていて、

あと12日13日19日の三日間とツイートでお知らせがありました。


道山さんは以前から猿之助さんの黒塚で演奏をなさっています。

私には優しい音色に感じます。

だから今日の二景の猿之助さんの岩手も優しく感じました。


箏の演奏も毎回楽しみにしています。


中学時代は授業で琴が必修だった変わった学校に通っていました。

全く上達しなかったけど、音色は好きでした(笑)

懐かしい思い出。


歌舞伎座の上のほうで聞く箏の演奏は、

荘厳で、どこまでも広がっていくような。。

宇宙的な感じもするし、古典的でもあるし。


平日だけ出演なさっている箏の奥田雅楽之一さんは、

黒塚創始メンバーの方の曾孫さんです。


黒塚を創作した二代目猿之助(初代猿翁)の曾孫が当代の猿之助さんです。


そして、長唄を唄っている方の中の杵屋佐喜さんは、

黒塚を作曲した四世杵屋佐吉の曾孫さんです。

出演日は少なくて、4日7日14日19日21日。


黒塚が誕生した時のメンバーの

曾孫さん方三人が舞台に立っている凄さ。


私はそれぞれのことを詳しくわからないのですが、

役者さんだけでなく、

歌舞伎音楽を支える邦楽界の皆様にも

脈々と継がれているものがあるのだと感動します。


時を超えてそのスピリットを感じることができる。

もしかしたら私の先祖も聞いたり観たりしたかもしれない、

と妄想も楽しい。


きっと時代とともにいろんなことが少しづつ変化してきたと思う。


改めて現代に生きていることが嬉しくなり、

’今’の黒塚が尊い。


今日はとっても癒されました。

全ての音が、ここちいい。


猿之助さんは二日目よりも元気だったように思います。

キレキレで、特に三景はダイナミック。

お客の反応も大きかった。


でも欲を言えば、

仏倒れの後、もうちょっとだけ早く照明がついてくれると嬉しいかも。

猿之助さんが余裕で待っている気がしてならないのですが。。。


私の記憶では、

素早く体勢を整える猿之助さんにびっくりしたのです。

お客の反応ももっとあったような。


それが楽しみだったのですが、

暗転が長く感じて。。。


私がせっかちになったのかも。

いろんな事情でそうなっているのかもしれない。

単なる勘違いとか。

猿之助さんは待っていないとか。


あぁ、何度みてもいろんなことが面白くて気になる(笑)


そして、また観に行っちゃうのです。


皆様も是非。




aya。


aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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