油断も隙もない。

こんばんは。


初日以来の猿之助オグリでした。


何だろう。。。

ものすごくドキドキしてしまった。

猿之助さんの男の色気が増しているのですけど。


初日とは全く違う空気を纏う猿之助さんに惚れました(笑)


★内容に触れますのでご注意ください。



オーラがより強くなったというか、

カリスマ性が出てきたというか。。


仲間とともにあるのはそのままだけど、

ルフィの時のように愛されキャラのような感じではなく、

ドンと立っている姿は青い炎のようで圧倒されました。


だから、照手が一気に惚れてしまうのが納得でした。

そして、それに運命のように呼応し合う二人にジェラシーです(笑)


それくらいカッコよかったです、はい。


特にしびれたのは、

一幕の暴れ馬’鬼鹿毛’と対決する場面。

猿之助さん登場の立ち姿に鳥肌が立ってしまった。


初日と鬘自体が変わったのでしょうか?

「力紙」をしていてびっくり!


歌舞伎では「暫」の権五郎みたいな力持ちのお役が

鬘に付けるウサギの耳みたいな白い紙。


黒×青の左右アシンメトリーな衣装に力紙。

長袴スタイルで凛と微動だにせず暗闇から浮かぶ猿之助さんは、

最高にイケていた。


舞台中央から芝居が始まる自分の立ち位置まで歩いていきます。

BGMと猿之助さんの歩く様がかっこいい。


その数秒がとても効果的で、

場面の切り替えの緩急がついて心憎い。


鬼鹿毛が出てきて立廻りになると、

舞台袖で袴の裾を取り外し、

初日前に新聞に登場していたような姿になります。


全体的にセリフ回しが自然になったような。

私はこのほうがラブシーンが直視できて好きです。


一幕で心トキメキまくり(笑)


と思っていたら二幕目の本水で

猿之助さんがものすごく生き生きしていた(笑)


今回は本水の舞台の幕が上がっても水は出ていません。

いつもなら幕の向こうでザーザー聞こえてくるのですが。


直前には、福之助くんの見せ場の立廻りがあります。

これがワンピースの隼人イナヅマの立廻りのようにかっこいい!


実は福之助くんの殺陣の記憶がなく、

こんなに劇団☆新感線みたいな殺陣ができると知りませんでした!


殺陣で盛り上げて拍手がくることってすごいと思う。

初日は橋之助くんでした?くらいな男臭さ。

これはファンが増えるに違いない。


福之助くんの立廻りで、

斬られたアクションチームが池の中に倒れていきます。


無音の中、響くのは附けの音。

しかも上手下手のダブル附け打ち。


これは初日に相当驚きました。

二人が交互に叩くのです。

いつもの福島さんと、新人さんなのだそうです。


それにびっくりしているうちに登場する適役が、

黒姫役の嘉島典俊さん。


閻魔大王の娘で、髪はボブスタイルでめちゃめちゃ美人!


その美女がものすごい勢いの二刀流で、

福之助くんと対決します。


嘉島さんの殺陣はワンピースでお墨付き。

スピードとパワー、華やかで豪快!

踊っているように戦ってる。


今回、初めて本水の立廻り参戦ですね。

池の周りの段差を飛び跳ねて移動しているのには、

思わず変な声出しちゃいました(笑)


皆がわりと慎重に移動しているのに、

ぴょんぴょん跳ねてる。。。(笑)


そのうちに猿之助オグリが登場し、三つどもえ。

本水は上からではなく、

どこかで見たような(笑)下から吹き上げるタイプ。


すごい勢いで噴出しているので、

ワンピースの時より量が多そうに感じます。


おそらく客席3列目くらいまでシートが配られています。

初日の私はありました。

猿之助さんが水浸しになっている姿は久しぶり。


初日はあまり客席に水は飛んできませんでしたが、

今日はすごかった!


上から観察していた限りでは、猿之助さんが先頭に立ってかけてる。

初日はなかった、刀をおいて純粋にお客に水をかけるシーン追加(笑)


猿之助さん福之助くん嘉島さんが

並んでバシャバシャやってるのは笑いました。


で、猿之助さんはさらに口から何回も噴射してた。

これは、かかりたい人とそうでない人に分かれそうなんだけど。。。

見得の時に吹いたりしていました。


戦いが終わり、もう幕。。という瞬間に、

猿之助さんが足で水を客席にかけました(笑)


これにはお客さんが焦っていたよう。

全く、油断も隙もありません!


猿之助さんは容赦ないので気をつけよう。



もっともっと進化していきそうです。

全員がキャラを出してきました。


段之さん方のスーパーリストバンド売れ行き報告が(笑)

タンバリンの時のように絶妙なタイミングで入れてきます。


今日は演舞場のスタッフの皆様が

リストバンドをして働いていて感動しました。


でも、芝居ラストに付けると楽しい!

がイマイチ伝わっていない気がします。


私の両隣りの方はお席で付けると思っておらず、

買っていませんでした。


販売の時に呼び込みして知らせるのもいいと思う。

また生意気なことを言いますが。。


初日のような光が溢れた景色を観たいです。



三幕の猿之助さんはますます言葉が生きていました。

オグリなのか猿之助さんなのかわからなくなるほど。


一幕の艶やかな自信に満ち溢れたオグリがフラッシュバックします。


絶望から這い上がれたのは、

照手という希望がいたからこそ。


そして、生きているからこそ。


猿之助さんに心躍った一日でした。

有難うございました。



今日もバラのブローチを付けていきました。

それだけで気分が上がります。




aya。




aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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