W宙乗り。

こんばんは。


スーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」

今月の中日が過ぎました。


猿之助さん隼人さんのそれぞれの初日を観て、

10日以上経ってから観ると感動が深まりました。


セカンドが三作目に入り、今思うのは、

役者さん方が生き生きと楽しそうな姿が

セカンドの好きなところだと。


舞台上にある人、物、

そこから発せられるもの全てに生命を感じます。


大げさかもしれないけど。。

生きていることを実感し、力が湧いてくる。


もしかしたら猿之助さんが言う歓喜とは、

このことなのかもしれない。


10日以上ぶりのオグリは、

猿之助さんをはじめ、皆さんが楽しそうで、

そのパワーを浴びて私も楽しかったです。


特に、本水の場面は、

猿之助さんが率先して盛り上げていて、

ご本人は大変かと思いますが(笑)

こんな猿之助さんが観たかった!と幸せを満喫しました。


セカンドは皆それぞれに見せ場があり、

個々の輝きが大きな一つの光となって

客席を明るくしてくれるイメージ。


元気をもらえるのです。


上の写真は三階客席に設置された鳥屋です。

宙乗りの終点。


今回、新橋演舞場初のW宙乗りがあります。


オグリと遊行上人がそれぞれ馬に乗り、

同時に同じスピードで翔んでいきます。


初日に驚いたのは、

お馬さんが予想以上に小さかったこと。


猿之助さんたちが落ちてしまわないのか怖かった。

一幕で登場するメタリックな馬が大きいので、

思わず比べてしまいました。


見慣れてみれば可愛いいお馬さん。

オグリは花道七三で乗り上がっていきます。


遊行上人の上手には花道がないので、

舞台上手に工夫された高台から上がっていきます。


二階席左側に座った時は猿之助さんが目の前を通り、

二回右側に座った時は隼人さんが目の前に!


猿之助さんの宙乗りの目線配りには慣れているのですが、

隼人さんが二階右側に座っている人たちに、

もれなく視線を向けているのには照れました(笑)


けっこう長い間、横を向いてこちら側を見ていたのです。

サービス精神旺盛というか、優しいというか。

ファンの方はたまらないでしょうね。


猿之助さんもこれくらいガン見だと歓喜も倍になるけどな(笑)


同じタイミングで二人で見得をしたり、

二人で視線を交わしたり。


馬に乗っているので、

表情と手の表現だけで進んでいきます。


それでも時間がとても短く感じて、

どちらを見てよいのやら。。

とそのうちに鳥屋の中へ。



天翔ける二人。


オグリと遊行上人が、一緒に光差すほうへ。

心救われ晴ればれとした表情は、

こちらも幸せになれます。


見ると三階席も盛り上がっていました。

来月は三階に座るので楽しみです。





aya。




aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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