笛の音。
こんばんは。
明日は新天皇陛下の「即位正殿の儀」が行われる祝日です。
銀座付近を歩いていると、
どおりで警察官が多いはずです。
ふと見ると’青森県警察’と制服にあり、
全国から集まって警備していることに驚きました。
私は通常通りお仕事です。
さて、新版オグリのお話です。
いつものごとく内容に触れますのでご注意ください。
スーパー歌舞伎Ⅱは音楽も楽しみの一つです。
ワンピースの時は、
主題歌「TETOTE」のアレンジが随所で使われました。
今回も「歓喜の舞」の曲がメインとなり、
様々アレンジされているような印象です。
私の中でそのメロディが心から離れなくなってきました。
初日から印象的なシーンがあります。
玉太郎くん演じる小栗六郎が独り篠笛を吹くシーン。
小栗党の中でも一番少年ぽく、
キャップをかぶりストリート系のファッションが一番似合う。
母親を斬りつけ、
以来、殺人鬼として生きた暗い過去を持ちます。
オグリと出会い人生が変わった一人。
過去の記憶が胸に迫ると鎮めるために笛を吹く。
劇中では一場面、ソロで笛を吹いています。
花道に一人立ち、響くのは笛の音のみ。
初日は花横に座っていたので、
生で吹いてる!!!とびっくり。
歓喜の舞のメロディが、
どこか懐かしく、切なかった。
現代的なお衣装に篠笛、少年。
アンバランスなのだけど、
繊細で清らかな佇まいは音とマッチしていました。
そして、先日は笛の音に、このメロディに泣けてしまった。
TETOTEが流れると自然に胸が熱くなるように、
曲に自然と心が反応してしまったのです。
きっとその時の自分の心の状態によって
聞こえ方が違うのかもしれない。
切なくなったり、癒されたり。
清められたり。
玉太郎くんの気持ちが音にのって届くのだと思う。
なんで泣けたのかは私自身が言葉にできない、わからない。
近い将来、あのシーンは、
笛の音で六郎とお客さんが繋がり一体感で満たされる。
そう信じています。
玉太郎くんの見せ場はここだけではなく、
演技や立廻りでたくさんあります。
「蘭平物狂」さながら立廻りからの花道の大はしごに昇っての見得や、
自分の苦しみを独白する場面など。
猿之助さんの若手への愛情を感じます。
福之助くん21才、男寅くん23才と三人でスーパー歌舞伎Ⅱ初参加です。
三人が大活躍しています。
玉太郎くんは18才ですが、
Instagramを見たら明日、10月22日がお誕生日!
19才になるのですね、おめでとうございます。
二か月間を経て、どんな進化を遂げるのでしょうか。
私の友人の玉太郎くんファンは、
リピート決定だそうです(笑)
ご自身のInstagramに六郎の拵えで登場しています。
よろしければご覧ください。
aya。
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