ふたたび明治座。
こんばんは。
快晴の東京です。
明治座 花形歌舞伎の昼の部に行ってきました。
終演後、偶然猿之助さんファンの知人に会いました。
地震後に博多に行ってきた彼女の話を聞き、
博多に行きたい気持ちがより高まってきました。感謝。
さて、明治座への道中に関山で柚いなりを買い劇場入り。
これ大好きなのです(笑)
お弁当も売り切れ、軽食のご飯ものも売り切れ。
お弁当難民が続出しているようでした。
七之助さん演じる「葛の葉」
七之助さん、とても母性を感じて素敵でした。
子供を可愛がる様子がほっこりします。
すらっとした容姿とスッキリした美しいお顔に神秘性を感じる(笑)
本当に白狐みたい。早替りも術かと思うくらい早かったです。
私の中では猿之助さんの葛の葉が一番なのだけれど、
七之助さんが演じていく未来がすごく楽しみになりました。
障子に筆で歌を書くのも個性が出ますね(笑)
七之助さんはすごくゆっくり丁寧な印象です。
猿之助さんはアーティスティックにさらさら達筆に書いていました。
口に筆を加えて書く様子は役者さん皆すごいです。
梅枝さんの保名が品があり素敵です。
色気があるのですよね、今とても気になる役者さんの一人です。
「末広がり」で勘九郎さんが登場します。
松羽目物の舞踊劇。
末広がりが扇子のことだと知らない太郎冠者が、
商人に騙されて違うものを買ってしまいます。
「高坏」と似てますね。
とにかく面白いのです。
亀蔵さん鶴松さんと安定のトリオ。
勘九郎さんの踊りがとても楽しいです。
小道具を扱う器用さも抜群で、客席から歓声が上がっていました。
国生さんにも魅了されました。
勘九郎さんとのやり取りは、勘三郎&橋之助コンビのよう。
後味がほっこり幸せになる舞踊でした。
「女殺油地獄」は好きな演目です。
与兵衛は菊之助さん、お吉は七之助さん、豊嶋屋七左衛門を勘九郎さん。
ここで三人が揃います。
大阪のお話で、放蕩三昧の油屋河内屋の息子、与兵衛が、
借金をきっかけに、同じ油屋を営む豊嶋屋の女房、お吉を殺してしまう。
菊之助さんは仁左衛門さんに教えていただいたそう。
仁左衛門さんが与兵衛を一世一代で演じた姿は忘れられません。
菊之助さんの言い回し、所作、仁左衛門さんに似ていました。
菊之助さんは恐ろしかった。
油まみれの殺し場の表情に釘づけでした。特に目。
それでも美しい。。。。。
こんな菊之助さん初めて観ました。
もしかしたら、普段私がイメージする菊之助さんが、
いろんな意味で綺麗だから余計恐ろしかったのかもしれません。
多くの方が懸念していた客席からの笑いは予想以上に少なくて、
お二人の演技が変わってきているのかもしれないと思いました。
とてもリアルで、七之助さんの息絶えた姿が見るも無残で。。
菊之助さんと七之助さんは二人椀久といい、
新たなコンビ誕生という感じがしています。
客席はほぼ満席で、明治座横丁も大混雑。
とっても楽しませていただきました。
それぞれ詳しく感想を機会がありましたら書きたいです。
有難うございました。
aya。
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