ワンピース@博多公演
こんばんは。
SNSに役者さんたちからの感謝の言葉が溢れています。
連日満席の中で上演ができたこと。
募金中にたくさん感謝の言葉を聞いたこと。
猿之助さんを先頭に、
手を合わせるだけが祈ることではなく、一生懸命お芝居をして、
お客さんに喜んで笑って感動してもらうことが、
祈りに繋がると信じて一つになれたこと。
猿之助さん自らが募金を始めるだろうことは、
ファンは皆承知していたと思います。
でもこんなに広がるとは。。今も感動に包まれています。
さて、旅を振り返っていこうと思います。
何といっても博多座デビュー!パチパチパチ。
私は前楽夜の部と千穐楽を観劇しました。
劇場前に着くと思ったよりエントランスがコンパクトでした。
皆さんのお写真で見るともっと大きく感じます。
階段は重厚感がありゴージャス。
入口っていつも大事だな、と思っています。
ここから夢の世界が始まるからです。
博多座はとても素敵でした。
夜の部は三階席です。眺めはこんな感じ。
ルフィの前の最前列でした。
花道七三も見えるし、目がいいのでオペラグラスなしで楽しみました。
すぐ右には鳥屋があり、ルフィが近くまで来ます!
舞台面積は歌舞伎座と同じだそうです。
そして、マッピング映像が始まり、懐かしい勘九郎さんのお声。
曲を聞いただけで新橋演舞場の空気まで思い出します。
驚いたのが音響の良さです。
三階なのでなおさらですが、響きがいい!
大きい音なのに柔らかくゴージャスな感じです。
猿之助さんがこだわった幕の開き方も博多座ではよりダイナミック。
猿三郎さんのセリフに「猿三郎!」と大向こうが!
私が楽しみにしていた一つに’大向こう’があります。
以前、秀太郎さんが博多座の大向こうさんを褒めていらして興味がありました。
もう、第一声でわかります!東京と違う。
良いとか悪いとかではなく、好みと風土による気質の問題かと。
その後も役者さんにまんべんなくかかり、
猿之助さんには「おもだか屋っ!」が気持ちいいくらいにかかります。
歌舞伎役者さんにはもちろん、平っ!嘉島っ!チャルっ!もバンバン。
東京で二か月間観ていて、
ただでさえ少ない大向こうがさらに減るのが悲しかったです。
スーパー歌舞伎Ⅱは、大音量やタイミングなどが原因で、
きっと附けも大向こうも難しいのだと正直諦めていました。
が!すごく研究なさったのだと思います。
やっときた~という感動で私もテンションが上がりました。
言葉に役者さんを想う気持ちがこもっていて、
大向こうさんにこれほど想われている役者さんたちが羨ましくなりました。
でも同時に私も燃えます(笑)
役者さんを想う気持ちは同じです。
拍手に想いを込めます。
照明は演舞場に近くなった気がしました。
設備の問題ですが、博多座の照明技術がすごかった。
スポットに綺麗な柄があり、シーンそれぞれにマッチしていました。
マッピングのリアルさも各段に上がっていて、
何度も観たのに壁が崩れるシーンは本気で驚いてしまいました。
横の壁や天井まで広く映像を使い、壮大な世界観でした。
まさに三会場目で完成形。
これは2階3階席でないと楽しめない光景ですね。
1階席では照明の柄が全く見えませんでした。
大阪とそんなに大きな変化はないのですが、
かなり大阪ではしょってしまった分、
少し説明調のセリフが増えていたように思いました。
猿之助ルフィはますます自由ですね(笑)
コミカルなポーズや動きはもうお手の物です。
東京の最初の頃は、歌舞伎の中にそういう要素がありましたが、
全く逆になっちゃった(笑)
飛び跳ねたり、可愛い仕草をする中で、
見得や立ち廻りなど歌舞伎の部分が入るほうが歌舞伎なのだと感じますね。
あぁ、でも大向こうの存在が大きいかな。。あるとやはり歌舞伎になる。
ルフィにかかると、それを含めてルフィな気がしたくらい。
役者の皆様、4か月も同じことをしているのに
全くそんなことを感じさせません。
当たり前のことかもしれませんが(汗)
でも私たちが何度観ても楽しいのは、
役者さんたちが楽しく演じていらっしゃるからだと思うのです。
私自身、楽しめるのか?飽きていないのか?と不安がありましたが、
心配無用(笑)スイッチが入ったように盛り上がれました。
一番進化してるように見えたのは、サディちゃんの右近君、平さんエースです。
今想えば、大阪からメンバーに加わったというのは大変だったのだと。
お二人のテンポがアップして、まわりと同じ空気感で存在していました。
本当にすごい人たちです。
平さんのエースにもびっくり!
大阪と全然違うでではないですか~(大阪もよかったけど)
「愛してくれて、ありがとう」で泣いた。
こんなに熱くなる役者さんなのだと感動でした。
フラッグもキレキレでテンション上がりました。
ニューカマーランドの登場は嬉しすぎて(笑)
ダンスのフォーメーションが上から観たら綺麗で感動です。
東京初日はこの光景に会場中が固まり凍りつきました(笑)
本水のシーンもダイナミックでした!
三階からの眺めは圧巻!
広くなった舞台でアクションチームもたっぷり楽しめました。
スライディングのし甲斐がありますね。
イナズマ隼人さんはこんなにチョキチョキしてましたか。
二刀流も鮮やかになり、とっても華がありました。
ファーファータイムは三階の皆様もすぐに立ちました。
目の前にルフィが来て、目を見て指を差してくれるのは、
もうこれがラストと思って楽しみました。
こんなに一体感が体験できて、楽しくて、笑って、手拍子して。。
感謝の気持ちしかありません。
鳥屋に入っていく猿之助さんの笑顔を見ていたら、
何だか切なくなってきて泣けてきました。
幕間1回目は四国の友人と談笑し、2回目は募金活動。
舞台から花道揚幕から。。いろんな場所から役者さんが出てくる。
三階に竹之助さんが来てくださり、私の募金第一号!
下の階に移動をしながらニューカマーちゃん、囚人くんたちに募金。
そして隼人さんに募金してチャルさんと少し会話。
猿之助さんの列に並びました。
先ほど宙乗りをしたばかりなのに。。。
目を見て笑顔で握手して。
こんなふうに募金活動をする猿之助さんになんて言えばいいの。
有難うございます。それしか言えませんでした。
8年前に亀治郎さんの道成寺に出会い今日まで。
たかだか8年だけど、応援してきてよかったと思う。
歌舞伎を好きでよかった、猿之助さんを好きでよかったと心から思う。
私にもできることがあるはず。
そんな勇気をくれるのが猿之助さん。
人の上に立つことは孤独。その中でいつも戦っているのだと想像し、
私はこれからも応援し続けたいと姿を見て決意しました。
三幕はもう一瞬一瞬が愛おしい。
アクションチームのマグマのシーンは一生忘れません。
上からも本当に美しかった。それに動きに気持ちがこもっていました。
日本を代表するアクションチームです!
嘉島さんの渾身のフラッグに思わず私も声が出てしまう。
エースを応援するより、赤犬を応援しちゃうのです(笑)
そして、サウザンドサニー号からの「海賊王に俺はなる!」
実は、演舞場、松竹座では猿之助さんが客席に迫ってくるように感じてました。
が、博多座は三階に迫ってこない(笑)
会場が縦長なのか、船が前に来てないのか。。思うよりルフィが遠かった(笑)
そんなこんなで幕でした。
いろんな記憶が甦ってきて、
やっぱりワンピースはサイコーに面白いのだと心が燃えてきた。
その後に食事をしたずんこさんに、
喋りまくりだったのは言うまでもありません。
前楽の夜はこうしてふけていきました。
千穐楽のお話はまた次回に。
そうそう、前回ルフィが弘太郎さんのウィッグを蹴ったと書きましたが、
掴んで投げたようです(笑)
私からは後ろ姿だったので蹴ったように見えました、すみません。
そして「TETOTE」をチャリティライブで歌っているRUANさんのYouTubeです。
猿之助さんの願い。この歌を復興SONGに!
是非、その歌声を聞いてください。
aya。
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