新版オグリ@博多座
博多から帰ってきました。
楽しい二日間でした。
昨日は寒くて小雨混じりでしたが、
今日は晴れて日中はあたたかくなりました。
アップされたストーリーズを見ると、
公演の後に猿之助さんは島でリフレッシュしていたようですね。
私は猿之助さんのお陰で博多座でリフレッシュすることができました。
何から書いていいのやら。
思い出がたくさんできて幸せな旅になりました。
今日のお席は最前列でした。
そしてなんと「満員御礼」の札!
昨日の夜の部は一階席二階席後方が空いていて残念だったのですが、
今日は鏡に映る客席が全て埋まってる!
もうそれだけで感動でした。
★内容にも少し触れますのでご注意ください。
近くで見る猿之助さんが美しい。
東京の時よりさらにカッコよくなっているのは何で(笑)
歓喜の舞で照手に迫るところも頑張って凝視しました。
初めの頃はこちらが何でか恥ずかしかった。。
でも見慣れたから前のめり気味で。
久しぶりの顎クイにやられた(笑)
鬼鹿毛の場面の猿之助さんの立廻りは大胆にカットされた分、
本水の立廻りの見せ場が大胆に増量!
そこがカッコいいのなんのって(笑)
一瞬も逃さず観たいから頑張ったら、
けっこう濡れてしまっていました。
三幕の照手のシーンの愛が倍増してます!
猿之助さんのお芝居がまた進化していて、
照手への愛に溢れていました。
照手にすがっているようにも感じました。
だから’約束’が生きてきたし、
照手を褒めてあげるところが最大級にドラマティックになった。
全体にいろんな場面が削ぎ落されたことで、
私はオグリ自身が浮かび上がってきたように思う。
自己愛から試練を経て隣人愛へ。
シンプルにストーリーが入ってきたし、
オグリが浮かびあがったことで、
群像劇の色をよりはっきりしたと感じて不思議。
場面をカットしたことで繰り返し言っていたセリフを、
繰り返さなくなった印象。
それと、
現代劇の俳優さん方の存在が大きくなったと思う。
石橋正次さん下村青さん高橋洋さん
浅野和之さん嘉島典俊さん市瀬秀和さん、そして石黒英雄さん。
博多座版のほうが際立っていると感じます!
本当にすごい方たち。
石橋さんの翁の言葉は心に沁みる。
下村さんの二役の演じ分けの妙。
髙橋さんの出番が増し増し(笑)
浅野さんの博多弁が楽し過ぎます。
嘉島さん市瀬さん石黒さんの立廻りが増えてます!
嘉島さんなんて相変わらず可愛いし、
小栗党4人を相手に戦っちゃう。
また、石黒さんの鬼次が最高です!
東京では弘太郎さんがなさっていたお役。
石黒さんが演じた鬼王は今回は大谷桂三さん。
桂三さんが歌舞伎味たっぷりでいいんです。
その大御所感溢れる桂三さん相手に、
石黒さんがとっても個性的でいい!
こういう演技をなさる方なのですね。
いいコンビで、じんわり泣けた。
私が言うのもおこがましいですが、
百戦錬磨な役者さん方で深味があるから何度観ても面白い。
安定感抜群。
猿之助さんは予想していたのでしょうか。
前二作とは全く違うチームを作り上げてしまった。
これは猿之助さんだからこそなのだと思う。
東京の二か月間を経て博多公演があるのを実感しました。
最高に楽しかった。
あ、鬼鹿毛の場面で猿之助さんの鬘が進化していました。
前のも好きだけど、今回のほうが好き(笑)
凛々しい!
ちょっとドレッド入ってます?
飾りが素敵です。
照手とテイストが同じように感じて
勝手にキュンとしてました。
カーテンコールの曲に反応して涙が出る(笑)
幸せだなぁと。
猿之助さんの笑顔が最高に素敵でした。
まだまだ記録として綴っていきます。
芝居の変化、博多座のこと、大向うのこと、そして旅のこと。
しばらくお付き合いくださいませ。
aya。
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