蜘蛛の糸。

こんばんは。


1年前の今日は、エカテリーナ女帝のスチール撮影をした日だそう。

猿之助さんのストーリーのお写真のデコり方が可愛い!


いつもお写真が素敵だなぁと思います。

スマホの待ち受け写真を猿之助さんの’喫茶去’にしました。

今回は、かなり’ほっこり’してお気に入りです。



私の部屋にはずっと変わらず飾ってある写真が2枚あります。

リビングは気分によって変えますがこの2枚は不動です。


1枚は大きいから(笑)

もう1枚はおそらく2015年のカメプロ年賀状。。だったと思う。

額に入れてあります。


小さいほうは6年前の「市川猿之助奮闘連続公演」

二ヶ月連続して座頭公演を行った時の辰夜叉御前の宙乗りシーンです。


昨日も書きましたが、

この時はまだ歌舞伎座に登場しておらず、

猿之助さんのファンは違う劇場に足繁く通っていました(笑)


奮闘公演は、10月は新橋演舞場、11月は明治座でした。


’三代猿之助四十八撰の内’祭りで夢のような期間でした。

10月は「金幣猿島郡」「獨道中五十三驛」他

11月は「四天王楓江戸粧(してんのうもみじのえどぐま)」他


猿之助さん自身、金幣~は2回目でしたが、

獨道中~四天王~は初役でした。


しかも、獨道中~は初演にならって18役を早替りで、

四天王~は過去一度しか上演したことがないという。。


何でここまでするのだろう。。

これは足を運んで応援するしかない、と私も気合が入っていました。


というのも、同じ年の5月に幸四郎さんが、

三代猿之助四十八撰の内「伊達の十役」をなさり、


海老蔵さんの次は猿之助さんでしょう。。

と思っていただけに個人的にショックを受けていました。


そこに18役がきたー!と妙に嬉しかったのを覚えています。

今では幸四郎さんの伊達十が大好きになりましたけど(笑)


話がそれました。。

いろいろなことが甦ってしまいます。


私は四天王~の辰夜叉御前の宙乗りに

たまらなく感動した思い出があります。


この演目、猿之助さんがバンバン蜘蛛の糸をまいていました。


皆様もご存知のとおり、

猿之助さんの糸は、それはそれは美しく孤を描くのです。

まるで生きているかのごとく。


放つ瞬間から、放った後まで綺麗というか。

本当にすごい。


子供の頃、先代の楽屋で蜘蛛の糸で遊んでいた。。。

というエピソードを聞いたことがあるような。


辰夜叉御前は宙乗りをしながら糸をまくのです。


私は花道とは反対側の二階席に座った時に驚きました。

高い位置から放たれる糸の描く形の美しいこと。


それは客席まで届き、

やはり皆様は糸を持つのですよね(笑)


でも引っ張らず持っているのです。

瞬間、猿之助さんとお客さんが繋がるのです。

それを見た時は、感動で鳥肌が立ちました。


辰夜叉御前の化粧は怖いのですが、

その時は猿之助さんがとても優しい表情をしているようでした。

それを楽しむかのよう。


それは瞬間で、すぐに猿之助さんは手の中から元の部分を落とします。

夢を見ているかのようでした。


花横に座る機会がなかったので、

糸を触ったことはありません。


いつも見ているだけでしたが、

この光景は猿之助さんらしくて好きでした。


公演中に宙乗り600回を迎えました。

会見では「皆様に感謝の気持ちをこめて蜘蛛の糸をまく。。」と。


あの時のことが忘れられず、

写真のカードを飾っています。


そうそう、團子くんが立廻りをしていました!


千穐楽のカーテンコールで蜘蛛の糸をまいたけど、

片手を失敗していのが可愛かったです。

やってみたかったのですよね。



四天王~は夜の部、

昼には「夏姿女團七」が上演されていました。


「夏祭浪花鑑」の江戸版で、主人公も女性です。

猿之助さんの芸者はカッコよかった。


竹三郎さんとの本水の殺し場も忘れません。

お役で猿之助さんをイビリ倒してましたからね。

これは、ラストの猿之助さんの引っ込みのあと。


濡れてさらに艶やか。

花道で手を合わせる姿が美しかった。




あ、もう1枚の写真は亀会の集合写真です。

ちなみに。




aya。




aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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