亀治郎さんの雨。
こんばんは。
長野の小布施堂のお菓子をお取り寄せしました。
ご時世で送料無料キャンペーンをしてくれているお店が多く、
ここもその一つです。
お試しで一個ずつ頼んでみました。
時には遠い場所のお菓子で旅気分もいいものです。
さて、劇場の再開は遠い。。
と思っていたらパルコ劇場が7月再開を目指しているとか!
嬉しいです。
劇場オープニングシリーズが開幕しましたがストップ。
第三作目、6月20日初日だった三谷さんの「大地」をずらして調整中だそう。
このシリーズは来年2月から猿之助さんも「藪原検校」があります。
無事に7月から再スタートしてほしいです。
藪原検校の作者は井上ひさしさん。
猿之助さんは井上作品は二回目です。
2011年6月、亀治郎時代に「雨」の徳役を演じました。
今日から七十二候の「紅花栄」です。
新国立劇場のロビーに飾ってあったたくさんの紅花を思い出しました。
お話は山形の紅花問屋が舞台でした。
それまで現代劇で洋服やドレスで演じるのを観ていました。
現代劇の俳優さん方と演じると、
亀治郎さんが歌舞伎の役者として物凄く輝くのだと改めてわかりました。
江戸の浮浪者を着物で演じる亀治郎さんはリアリティがあり(笑)
山形一の問屋の婿に成りすます気品はさすがでした。
番傘の扱いにはお客からは感嘆の息がもれました。
殺し場も美しく妖しく、
早替りがものすごく速くて、お客が驚いたのも嬉しかったです。
とにかくセリフが多くてびっくりしたのを覚えています。
芝居上、江戸弁から東北弁をマスターしていく様子が面白く、
井上さん流の言葉選びは亀治郎さんのためにあるかのようでした。
終演後のトークショーで本人が言っていました。
黙阿弥の七五調をリズムで覚えるのと同じで、
リズムを捕えたら頭にすっと入ってきた、と。
また、この頃はよく言っていました。
「歌舞伎役者である自分にしかできないことは入れていく。
でなければ僕でなくてもいいと思うし」
だから今まで井上作品を観てきた方にとっては新鮮だったかもしれません。
実際、質問に’亀治郎カラーが強いのは。。’みたいなものもありました。
ちなみにトークショーはジャージ、
頭にはタオル巻いて。。。って今と同じ(笑)
共演は永作博美さんでした。
永作さんに裃を着付けてもらうシーン。
本当は亀治郎さんは一人でできちゃうから
手伝わないようにするのが大変だと(笑)
私は内容を知らずに観に行きました。
ラスト、すごく驚いて、驚き過ぎて受け入れられなかった。
勘三郎さんの研辰に匹敵するかもしれないくらい。
ショックだった。
東北弁がほんわかして聞こえるだけに怖かったように思います。
今観たらどうだろう。
歌舞伎にも出来そうだから観たいな。
来年の藪原検校も何となく知ってるけど、
詳しく内容を知りません。
このままいこうと思う。
こんなに立役で艶っぽい亀治郎さんは初めて。
そんな感想が日記に残っていました。
さて検校はどうなるでしょう。
楽しみです。
aya。
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